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Tokyo News : November 18, 2013 @ 23:03

“ピアノの世紀”な2日間──『THE PIANO ERA 2013』



国内外のピアニストだけの、ピアニストによる、ピアニストの音楽フェスティバルフェスティバル『THE PIANO ERA 2013』が、2013年11月30日と12月01日の2日間、めぐろパーシモンホールにて開催される。


現代におけるもっともポピュラーな楽器のひとつ、ピアノ。

クラシックから、ジャズから、ロックから、レゲエから、テクノから、ジャンル問わず、さまざまなシーンで、メロディの中心をになっている。

そのピアノだけをフィーチャーし、さまざまな個性をもつ7名のピアノ音楽家を招聘。

「ピアノ音楽の現在」にフォーカスするフェスティバル。

ソレが、この『THE PIANO ERA』だ。


海外からは、ブラジル若手ナンバーワン ピアニストの”アンドレ・メマーリ”をはじめ、アルゼンチンの鬼才”ノラ・サルモリア”、ポスト・クラシカル期待のドイツの”ニルス・フラーム”。



アンドレ・メマーリ


ノラ・サルモリア


そして、日本からはすでに日本を代表するピアニスト/シンガーの”矢野顕子”、”ジェーン・バーキン”のワールドツアーの音楽監督やNHK大河ドラマ「八重の桜」のサウンドトラックを担当する作曲家・ピアニストの”中島ノブユキ”、映像と音楽とを融合させた作品が世界的に高い評価を得る高木正勝、そして、映画「白夜行」のサウンドトラックやアルバム『夢の途中』が注目されている女性作曲家・ピアニストの平井真美子が登場する。



矢野顕子


中島ノブユキ


ピアノ音楽の現在と未来に出会える2日間。


ぜひ、その耳で彼らのピアノ音色を感じてみてほしい。





2013年11月30日-2013年12月1日
sense of quiet presents
『THE PIANO ERA 2013』
!novus axis concert information !






□2013年11月30日

出演:
矢野顕子
アンドレ・メマーリ/André Mehmari (from Brazil)
ノラ・サルモリア/Nora Sarmoria (from Argentina)

時間(OPEN/START):17:15/18:00



□2013年12月01日

出演:
中島ノブユキ
ニルス・フラーム/Nils Frahm (from Germany)
高木正勝
平井真美子


時間(OPEN/START):15:45/16:30

入場料金(前売/当日/二日通し券):¥6,500/¥7,500/¥12,000
※全席指定/未就学児入場不可/二日通し券は両日同じ席です。
※めぐろパーシモンホールでは各日券のみ取り扱い


会場
めぐろパーシモンホール 大ホール
TEL.03-5701-2904(10:00-19:00)
http://www.persimmon.or.jp/



Information:
ノーヴァスアクシス
TEL. 03-6310-9553

主催・企画・制作:NRT/novus axis
共催:公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
制作協力:DISK GARAGE

協力:Takagi Klavier/niis/RYU/Edith Grove/株式会社インパートメント

招聘:DUM DUM LLP


『THE PIANO ERA 2013』オフィシャルサイト:http://www.novusaxis.com/thepianoera2013.html



□出演者プロフィール

・アンドレ・メマーリ(ブラジル)
André Mehmari (Brazil)

1977年ブラジル、リオ・デ・ジャネイロで生まれる。
5歳より音楽を専門的に学び、10歳より独学でジャズ、即興音楽を学び作曲もはじめる。そのころからプロとしてピアノ、オルガンのコンサートに出演。15歳の頃には音楽院でオルガン、ピアノを教えるようになる。
95年サンパウロ州立大学に入学。同年、大学の音楽コンクール『Brazilian Popular Music(MPB)』部門で優勝。
97年にはクラシック部門でも優勝。
98年ブラジルで最も有名なMPBコンペティションで優勝し、その報酬としてデビューCDを録音する機会を得る。99年自宅のスタジオで、全26の楽器を演奏、多重録音によるソロアルバム『Canto』を制作、2002年にリリース。
05年7月ブラジル人歌手の”ジョイス”と共に初来日。
08年自身で運営するレーベル「Estúdio monteverdi」から『…de arbores e valsas』をリリース。曲毎にゲストを迎えつつ、自身が多数の楽器を演奏し多重録音した作品が話題となる。現在は自宅スタジオで録音、ミックス、マスタリング、リリースまで全てを自身で行って創作活動をしている。
http://www.andremehmari.com.br/


・ノラ・サルモリア(アルゼンチン)
Nora Sarmoria (Argentina)


1968年生まれ。ブラジルにおけるエルメート・パスコアルにも比肩するアルゼンチンの鬼才であり、現代アルゼンチン音楽を代表するシンガー、ピアニスト、作曲家のひとり。
ジャズピアノをEdgardo Beilínに師事、アルゼンチンカトリック大学にて作曲を学び、ブエノスアイレス芸術学校にてクラシック・ピアノを学ぶ。
95年に初作となるアルバム『Vulevo Uno』を発表、日本でも大きな話題を呼び現在までに11枚のリーダー作をリリース(12枚目となる新作『Silencio Intenso』を今年末に発表予定)。ピアニストのリリアン・サバ、 盤打楽器奏者のマルコス・カベサスとのデュオ・アルバムや、南米の名曲を含むレパートリーを独自にアレンジした小オーケストラ=オルケスタ・スダメリカナ名義での活動など、その活動は幅広い。広汎な音楽的背景をのぞかせつつも「ノラ・サルモリア流」としか形容できない圧倒的な世界観は日本の音楽家にもファンが多い。<アルゼンチン音響派>とカルロス・アギーレなどコンテンポラリー・フォルクローレを繋ぐ、この国が誇るパフォーマーの一人にして、最高にユニークな作曲家でもある。
http://www.norasarmoria.com.ar/


・ニルス・フラーム(ドイツ)
Nils Frahm (Germany)

1982年生まれ。ドイツ/ベルリンで活動するピアニスト。
幼いころはチャイコフスキー最後の門下生である”Nahum Brodski”に師事。2009年には”ピーター・ブロデリック”がプロデュースした『The Bells』、と友人のクリスマス・プレゼントととして制作した『Wintermusik』をリリース。その後エフタークラングのレコーディングやツアーに参加。
そして2011年のアルバム『Felt』でGUARDIAN/MOJO /CLASH/DROWNED IN SOUNDで高い評価を受け、最も期待される若手ピアニストのひとりとして注目される。
2012年リリースのミニ・アルバム『Screws』では左手の親指にボルト4本を埋め込むという大怪我を負ってしまった彼が思い付いた”9本の指による9曲の短い楽曲制作”。1日1曲ずつレコーディングして完成した楽曲は、ゆっくりと丁寧に動かす指のタッチや 盤がこすれるノイズ、そして彼の息づかいさえも聴き手に伝わるようなパーソナリティーに溢れた作品。
http://www.durtonstudio.com/projects/detail/project/63


・矢野顕子
Yano Akiko


青森市で過ごした幼少時より、ピアノをはじめる。
青山学院高等部在学中よりジャズクラブ等で演奏、1972年頃よりティンパン・アレイ系のセッションメンバーとして活動をはじめ、ニューミュージック黎明期の欠かせない顔となる。
1976年、”ローウェル・ジョージ”をはじめリトル・フィートのメンバーとともにLAにてレコーディングを行った「JAPANESE GIRL」でソロデビュー。以来、YMOとの共演、ピアノ弾き語りの「出前コンサート」、ブルーノート東京や野外フェスへの出演、”レイ・ハラカミ”とのユニット「yanokami」、”森山良子”とのユニット「やもり」、ジャズピアニストの”上原ひろみ”とのユニットなど、幅広いミュージシャン達との交流を持ち、ユニークな活動を続けている。
2012年、近年のライブ音源を集めたベスト盤『荒野の呼び声 -東京録音-』をリリース。
2013年2月に、故・忌野清志郎の楽曲をカバーしたアルバム『矢野顕子、忌野清志郎を歌う』を、8月にはリラックマとのコラボレーションシングル『リラックマのわたし』を発表した
http://www.akikoyano.com/


・中島ノブユキ
Nakajima Nobuyuki


作曲家/ ピアニスト作/編曲家・ピアニストとしてさまざまなフィールドで活動。
“菊地成孔”、”持田香織”、”畠山美由紀”、”ゴンチチ”らの作品に参加する。またタップダンサー”熊谷和徳”と東京フィルハーモニー交響楽団が共演する「REVOLUCION」の音楽監修/作曲、オーケストレーションを担当。ソロアルバムとして『エテパルマ』『パッサカイユ』『メランコリア』『カンチェラーレ』を発表。映画「人間失格」(荒戸源次郎監督作品)、アニメーション「たまゆら」(佐藤順一監督作品)の音楽を担当。また「旅のチカラ」(NHK-BSプレミアム)のテーマ音楽を作曲する。
近年は”ジェーン・バーキン”のワールドツアー「Jane Birkin sings Serge Gainsbourg via Japan」に音楽監督/ピアニストとして参加、世界数十ヶ国を回る。”ジェーン・バーキン”と制作した作品(Jane Birkin + Nobuyuki Nakajima 名義)を2012年8月発表。
2013年度NHK大河ドラマ「八重の桜」の音楽を担当。
http://www.nobuyukinakajima.com/


・高木正勝
Takagi Masakatsu


映像作家/音楽家。1979年生まれ、京都府在住。
自ら撮影した映像の加工やアニメーションによる映像制作と、長く親しんでいるピアノやコンピュータを使った音楽制作の両方を手掛けるアーティスト。国内外のレーベルからのCDやDVDリリース、美術館での展覧会や世界各地でのコンサートなど、分野に限定されない多様な活動を展開している。
オリジナル作品制作だけでなく、”デヴィッド・シルヴィアン”のワールドツアーへの参加、”UA”や”YUKI”のミュージック・ビデオの演出や、芸術人類学研究所、理化学研究所、Audi、NOKIAとの共同制作など、コラボレーション作品も多数。
2009年の『Newsweek』日本版で、「世界が尊敬する日本人100人」の1人に選ばれるなど、世界的な注目を集めるアーティスト。
2012年公開の映画「おおかみこどもの雨と雪」(監督:細田守)の劇伴を手掛ける。
2013年、アフリカ開発会議(TICAD Ⅴ)関連企画としてエチオピアを訪問・取材し、新作映像作品『うたがき』を発表。
http://www.takagimasakatsu.com/



・平井真美子
Hirai Mamiko


ピアニスト/作曲家。桐朋学園大学音楽部ピアノ科卒業。クラシック出身の高い演奏力と知識に加え、広い音楽経験・見聞と生来の直感力を武器に音楽を紡ぐ。日々折々の想いをメロディーにトランスレートして書き綴り続ける”Piano Diary”をライフワークとする。誰にでも去来したことがある想いをトレースするかのような美しく親しみやすく前向きなメロディー。静的でも動的でもある生きたメロディー。そこに命を吹き込む明晰な心情理解力と演奏表現力が他分野のクリエイターの厚い信頼を得、映画『白夜行』を始め、映画・CM・TV番組を中心に多くの音楽制作を手掛ける。
オリジナルアルバムは、2007年にファースト・ピアノソロアルバム『Piano Diary』、2013年にセカンド・ピアノソロアルバム『夢の途中』を発表。
2012年、新進気鋭のアーティストに贈られる、アメリカのS&R Washington Awardを受賞。
http://www.hirai-mamiko.com/


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