TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

Tokyo News : August 22, 2014 @ 12:58

『TeZukA』のふたりがタッグを組んだ!──『BABEL(words)』



コンテンポラリー ダンス界気鋭の振付師”シディ・ラルビ・シェルカウイ”と”ダミアン・ジャレ”による最新作『BABEL(words)』のトーキョー公演が、2014年8月29日から31日までの3日間、渋谷ヒカリエ内の東急シアターオーブにて開催される。


“シディ・ラルビ・シェルカウイ”と”ダミアン・ジャレ”のふたりいえば、2012年に公演された『TeZukA(テヅカ)』が記憶にあたらしいかも。

『TeZukA』は、その名のとおり、マンガ家”手塚治虫”の作品を題材にしており、日本からは”森山未來”が参加し、話題となった作品だ。

ま、”手塚治虫”の作品に縁のふかい日本人にとっては、賛否両論だったのかもしれないが、コンテンポラリー ダンスの作品としてはすばらしいものだった。


そんな”シディ”と”ダミアン”のふたりが、タッグを組んだ最新作が『BABEL(words)』だ。





「バベル」とは、旧約聖書の「バベルの塔」の物語に由来。

昭和のアニメ好きには、『バベル2世』でもおなじみだろう。

今作では、国籍、民族、言語、テリトリーなどさまざまなアイデンティティの問題を、多国籍なダンサーとミュージシャンたちが、ユーモラスにえがくというもの。

彫刻家”アントニー・ゴームリー”による舞台装置を巧みに使用した演出にも要注目。

『Foi』、『Myth』につづく、シェルカウイ三部作の完結編だ。


ちなみにコチラの作品、現在開催中の『札幌国際芸術祭 2014』にて、ゲストディレクターの”坂本龍一”氏が自ら選定。

そして本日、札幌市にある「さっぽろ芸術文化の館 ニトリ文化ホール」にて開催されるとのコト。

お値段以上となることはまちがいない。


セカイが認めたダンス パフォーマンス。

ぜひ、体感してみてほしい。




2014年8月29日-2014年8月29日
『BABEL(words)』






公演日時:
・2014年8月29日 開場/開演:18:00/19:00
・2014年8月30日  開場/開演:13:30/14:00
・2014年8月31日 開場/開演:13:30/14:00


チケット(S席/A席):¥9,000/¥7,000 (税込)
※未就学児入場不可


チケット情報:
Bunkamuraチケットセンター   TEL.  03-3477-9999(オペレーター対応 10:00-17:30)
My Bunkamura   http://www.bunkamura.co.jp/mybunkamura
ほか



会場:
東急シアターオーブ
東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ11階
http://theatre-orb.com/


お問合わせ:
サンライズプロモーション東京
TEL. 0570-00-3337(10:00-19:00)

主催:TBSテレビ/PROMAX

『BABEL(words)』オフィシャルサイト:http://www.promax.co.jp/babel_words/



□2014年8月22日
札幌国際芸術祭 2014 
コンテンポラリーダンス公演
『バベルBABEL(words)』


開場/開演:18:00/19:00

会場:
さっぽろ芸術文化の館 ニトリ文化ホール
http://www.sapporo-geibun.jp/hall.html



□プロフィール
・シディ・ラルビ・シェルカウイ(Sidi Larbi Cherkaoui)

1999年アンドリュー・ウェイルのコンテンポラリー・ミュージカル「Anonymous Society」で振付家デビュー。
ベルギーのカンパニー、バレエ・セー・デ・ラ・ベーの中核メンバーとして創作する一方で、その芸術観を拡げ固めるべく、様々なプロジェクトに参加し、長年の芸術パートナーである”ダミアン・ジャレ”との出会いを果たす。
以降、20作以上の長編振付作品を創作し、『バレエ・タンツ』誌における最優秀振付家賞を二回、芸術哲学と文化的対話に対するカイロス賞を含む数多くの賞に選出されている。2010年春には、”ダミアン・ジャレ”と彫刻家のアントニー・ゴームリーとの共同制作により「Foi」「Myth」に続く三部作の完結編とし『Babel(words)』を発表。ローレンス・オリヴィエ賞とモスクワのベノア・デ・ラ・ダンス賞を受賞した。
2011年には、手塚治虫の作品を題材に15名のパフォーマーによる「TeZukA(テヅカ)」を発表し、日本でも話題を呼んだ。
http://east-man.be/en/people/161/Sidi-Larbi-Cherkaoui



・ダミアン・ジャレ(Damien Jalet)

1998年「The Day of Heaven and Hell」でダンスのキャリアをスタート。
2000年には、ベルギーのカンパニー、バレエ・セー・デ・ラ・ベーで”シディ・ラルビ・シェルカウイ”の芸術パートナーとして協力関係を深める。
2011年には、シディ・ラルビ・シェルカウイ「TeZukA(テヅカ)」に出演。ダンスをはじめ、彫刻家のアントニー・ゴームリーやミュージシャン、振付師、映画監督、デザイナーらと作品の合同制作をするほか、オペラや音楽ビデオの振付を手がけ、その活動は多岐にわたる。
近年では、2013年5月にパリ国立オペラにおいて、”シディ・ラルビ・シェルカウイ”と”マリーナ・アブラモヴィック”と共同創作した『Boléro(ボレロ)』を初演し好評を得た。
http://www.damienjalet.com/


Comments are closed.

Trackback URL