ブラインドからのぞき見た世の中 : September 30, 2014 @ 18:24
ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.121『安全安心神話』
アレから3年半。。。
コノところのムリヤリな安全安心キャンペーン的な”動き”は、
いったいなんなんでしょうかね?
避難区域の解除、そして、国道6号、福島県の富岡町-双葉町間の通行規制解除。。。
農作物に関していえば、キチンとした検査をしているようですので、大丈夫だとはおもいますが、
避難区域の解除に関してはちょっとムリヤリな感じがしますよね。
放射性物質の濃度をみても、ぜんぜん下がってない。
だって、まだ3年半ですよ。
これだと、ほかの地域の人には「あの事故は収束した」とおもわれてもおかしくないですよね。
事故処理は、まだまだつづいていますし、収束のメドも立ってないワケですから。
放射性物質の危険性に関してだって、
いまのところダレも安全を証明できていないワケですし。
チェルノブイリだって、28年経ってもまだ結果がでていないのに、
どこをどう見て安全なんて言っているんでしょうかね。
この状況、、、ちょっとおかしくないですか。
最近は、バカのひとつ覚えみたいに「政府の責任で!」なんていうコトバを使用してますが、
「政府の責任」っていったいナンなんでしょうかね。
安全かどうかもわからない場所を、ムリヤリ解放して、
避難者の希望を満たすことだけ、、、帰すことだけが責任?
それであれば、まったくもって無責任ですよ。
本当ならば、国民の健康を守ることが国の第1の責任だと思うのですがね。
結局のところ、将来的にナニかがあったとしても、
ダレもナンの責任も取らない。
責任を取らなくていい政治システムになっていますから。
自然災害ばかりは仕方がないですよ。
今回の御嶽山の噴火とか、地震とか、台風とか。。
でも、それに付随して起こる事故、
とくに放射性物質に関しては残念ながら人間の手でつくったものですからね、
それに関しては「想定外でした!てへ!!」じゃ済まされないです。
それにしても、想定外だから許される感が日本人にはあるのですかね。
そんな風潮を感じます。
コドモのイタヅラならね、教えてあげないと仕方がないなー、となりますけれど、
こういった企業の事故的な部分に関しては、
最初にあらゆる状況を想定しないとダメでしょ。
たとえば、川内原発。
再稼動に関する事故後の避難対策に新幹線をつかうなんて案、
どう考えてもあますぎですから。
東北新幹線は、3.11の地震で約1ヶ月動かせなかったんですよ。
地震が起きたら?火山が噴火したら?津波が来たら?
土砂崩れが起こったら?豪雨が降ったら?電源が止まったら?
そして、それらが同時に全部来たら?
ということで、
安全、安心を繰り返して、なんの根拠もしめさない現状のニッポン。
まったくもって安全安心せんわ(神話)。。。
と思っておりますが、みなさんはどのように考えますか?
松任谷正隆「夜の旅人」
旅路 良
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