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tokyo feature : December 30, 2014 @ 16:15

トーキョーシティポップス Vol.23 ──happy ending



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2014年12月のテーマは、「幸せな結末」。


2014年最後のとなる今回。

大きな事件から、くだらないモメゴト、いろいろあったネ、今年も。

でも、なんだかんだ言って、2014年を生きのこったアナタは”幸せ”なのかもしれません。



ということで、今回は、2014年を生きのこれたアナタのBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。







December『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.23 –happy ending-』





01. 「Jet Stream – I Wish」ジェットストリーム・オーケストラ
『JAL Jet Stream』


高度1万メートルが奏でる間奏曲。
アナタとワタシの、夢の旅。
まさに序曲。



02. 「LIGHT’N UP」吉田美奈子
『LIGHT’N UP』


1982年にリリースされた9枚目のアルバム『LIGHT’N UP』からタイトル曲を。
美奈子さんの歌唱力ももちろんすばらしいのですが、
ホーンセクションの”ブレッカーブラザーズ”がまた絶品。
途中からはいってくるアーバンなサックスのブロウ具合が、とにかくたまりません。
完璧なサウンドです。



03. 「ときめきトゥナイト」かせきさいだぁ
『かせきさいだぁのアニソング!!バケイション!』


テレビアニメ『ときめきトゥナイト』のテーマ曲を”かせきさいだぁ”がカヴァー。
バックバンド”ハグトーンズ”のシティポップ感のあるアレンジが、
とてもすばらしいんですよ。
ちなみにこのアルバムは全体的にいいです。



04. 「北京ダック(シングル・ヴァージョン)」細野晴臣
『CARAMEL PAPA』


“細野晴臣”さんの名曲「北京ダック」のシングルバージョン。
オリジナルよりもちょっとバージョンが異なり、
こちらの方が音的には好みだったり。
ちなみに「ときめきトゥナイト」のイントロの部分は、
おそらくこのイントロの部分をオマージュしているのかなと。



05. 「土曜日の恋人 (Reggae Disco Rockers Remix)    」土岐麻子
『BEAUTIFUL GIRLS -The Strictly Best Works Collection-』


“山下達郎”さんの名曲「土曜日の恋人」を、”土岐麻子”さんがカヴァー。
それを”Reggae Disco Rockers”がリミックスしたという、ダブレゲエバーション。
それにしてもレゲエビートになると、
いきなり冬っぽいサウンドになるのはナンなんでしょうかね。
年末感を感じます。



06. 「ウィスキーがお好きでしょ」なかの綾
『わるいくせ』


あの”石川さゆり”のアノ曲を、
“川上つよしと彼のムードメイカーズ”プロデュースで”なかの綾”が唄った、
ナイスカヴァーなコチラ。
レゲエスカ的なアレンジと、綾ちゃんの艶な声のマッチングがとてもいいです。
寒空なこの季節、やっぱりウイスキーでいっぱいやりたいですよね。



07. 「ウヰスキーロック」たをやめオルケスタ
『緞帳プレリュード』


ウイスキーつながりでこの曲を。
18人の女子からなるトロピカル楽団、”たをやめオルケスタ”。
最近、このビッグバンド的な生音感が個人的にいいんですよね。
ウイスキーでいい気分になったら、こんな曲でマッタリおどってみてはいかがでしょう。



08. 「夢で逢えたら」桑名晴子
『MOONLIGHT ISLAND』


“桑名晴子”がうたう「夢で逢えたら」。
美奈子さんバージョンも好きですが、コチラもいい感じのアレンジで好きです。
ナニかとお酒の席がおおい、この季節。
飲みすぎで夢心地の方ももりだくさんですよね。
駅のホームで大の字で寝てるなんて当たり前。
いい夢をみているんでしょうな。



09. 「北風小僧の寒太郎」やくしまるえつこ
『RADIO ONSEN EUTOPIA』


しかし、駅員に起こされ、あまりの寒さに驚くなんてコトもよくありますよね。
そんな寒空サウンドがコチラ。
NHKの長寿番組『みんなのうた』から「北風小僧の寒太郎」のカヴァー。
歌うのは、相対性理論の”やくしまるえつこ”。
ウィスパーボイスが、さらなる肌寒感を生んでいるよな。。。



10. 「肉じゃが」福原希己江
『おいしいうた』


このコーナーではすでにおなじみとなりつつある”福原希己江”さん。
コチラはTVドラマ『深夜食堂』での挿入歌。
その名のとおり”肉じゃが”のつくり方を歌っているんですけれど、
とにかく福原さんの声とギターの感じがいいんですよね。



11. 「ノンキ節」LIKKLE MAI
『きたぐにのはる』


“リクルマイ”ちゃんが、民謡レゲエに挑戦したアルバム『きたぐにのはる』から、この曲を。
歌詞を聞いたらわかるとおもうのですが、いわゆる社会風刺的な歌です。
“添田唖蝉坊(そえだあぜんぼう)”という方が歌っていた、大正時代の流行歌。
いま聴いても心に効く歌詞ってコトは、
大正時代から日本人の生活はあまり変わっていないんでしょうな。



12.  「MURDER MUZIK」スチャダラパー
『3000』


コチラは現代の社会風刺といっても過言ではない、”スチャダラパー”の「殺人音楽」。
音ネタのつかい方といい、ダブルミーイングなリリック使いといい、とにかくさすがです。
このクダらなさから、彼らの言っている意味がつたわっってほしいのですが、、、
なかなかむずかしいのでしょうな。



13.「大渋滞」Sanabagun
『Son of a Gun』


ジャズとヒップホップを融合させた生音サウンドで、
渋谷を中心としたストリートを盛り上げている彼ら。
いい感じに風刺の利いたリリックが好きです。
平成生まれながら、
頭をつかわずディスるだけしか脳のない同世代のヒップホップキッズとは、
ひと味もふた味もちがいますな。
2015年はもっともっとおおきくなってほしいです。



14. 「The Choice Is Yours」RHYMESTER
『The R ~ The Best of RHYMESTER 2009-2014 ~』


活動25周年目をむかえた彼ら。
マイクとターンテーブルという武器を手に、社会に挑戦しつづけています。
ネタ使いといい、メッセージ性といい、とにかく素晴しい。
2014年、そして2015年にしないといけないのは、まさにこういうこと。
“選ぶのは君だ”ってコトなんですよ。



15. 「Mirror Balls」DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN
『Alter War in Tokyo』


ジャズサックスプレーヤーの”菊地成孔”さん率いる”DCPRG”。
早すぎず、遅すぎずなミドルビートと、ホーンセクション、カッティングなギター。
曲名どおり、あふれんばかりのミラーボール感がたまらない、まさにダンスフロアーサウンド。
明け方4時に、フロアーで聴きたい!踊りたい!そんな欲望にかられます。



16. 「Message」いとうせいこう
『Mess/Age』


ラッパー”いとうせいこう”さんの95年の作品。
“Mighty Sparrow”の「Tour of Jamaica」に乗っかって、ラップを”奏でる”、せいこうさん。
この方、ほんと多才、いや天才ですよね。
リリックもまさにメッセージ。
プロデュースは”ヤン富田”さん。



17. 「Overture」土岐麻子
『HEARTBREAKIN’』


“土岐麻子”さんのアルバムに収録されている、1分程度のインスト。
まさに大空の間奏曲的な、という意味で。



18. 「屍を越えて(Unplugged)」cro-magnon Feat. GAGLE
『joints』


インストジャズバンド”cro-magnon”がさまざまなアーティストと”ジョイント”した、
まさにアルバムから。
コチラは、仙台を中心に活動をしている”GAGLE”とジョイントした名曲「屍を越えて」。
ピアノから入るアレンジがいいんですよね。
まさに、2014年という”屍”を越えて、2015年を生きる。
そんな選曲です。



19. 「幸せな結末」大滝詠一
『幸せな結末』


2013年の年末に、惜しくも亡くなられてしまった”大瀧詠一”さんの大名曲。
いろいろありましたが、ま、なんだかんだ言って、
2014年を生きのこれるコトができたというのは、”幸せな結末”というコトでいいのでは?





※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。 あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove


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