Interview : May 18, 2010 @ 13:52
畠山美由紀と中島ノブユキの 「のんびりやりましょう!」(先手:畠山美由紀 篇)
シンガーの畠山美由紀が、2010年5月23日より今年初となるソロライブ ツアーを行う。タイトルは『Spring Wave~情熱の室内楽にのせて~』。
このツアーでは、映画『人間失格』のサウンドトラックを担当した、音楽家の中島ノブユキとともに、ピアノ、チェロ、バンドネオンという編成で、畠山美由紀のオリジナル曲のほか、ブラジル音楽やピアソラなどを披露する予定だ。
春は、終わってしまったが、ぜひ彼女の唄で”春”を感じてほしい。
さて今回は、畠山美由紀さんと、中島ノブユキさんのおふたりに、このツアーがいったいどんなライブツアーになるのかをお聞きしつつ、おふたりの音楽観や出会いについてなど対談していただいた。
しかしながら、時間に遅れてきた中島さん。
ソレを牽制するかのごとく攻撃的な畠山さん。
「攻めの畠山、受けの中島」、まるで将棋の大勝負なみのせめぎ合い。
まさに”一触即発的”対談となった、今回の対談。
なにごとも無く終わればいいのだが。。。
先手:畠山美由紀
中島:御髪がね。
畠山:パーマをかけたばかりで、、、
中島:そうなの!?
だから、なんか印象がちがったのね。
最近でしょ?
畠山:そうそう!ごく最近なの。
汗かいているよ、額に(笑)。
中島:走ってきたから。
駅構内を、、、
畠山:遅れる!って。
中島:そうそう!
畠山:けっこう遅れますよね、いつもね(笑)。
中島:いや、そんなことないでしょ?
畠山:だって、中島さんの家の近くのスタジオでリハーサルをした時にも──、ワタシは鎌倉なので遠いんですよ、でも中島さん、すごく近いのに、行ったら来ていなくて。。。
電話したら、まだ家にいるとか言って、「何ソレ!?」とか思いましたもん(笑)。
ヒドイでしょ?
─ヒドイですねー(笑)。
それは家で準備していたら遅くなったんですか?
中島:そうそう!
畠山:すごい近いから、10分くらいで来られたんですけれど、
中島:でしょ!すぐ現れるから。
畠山:ワタシは1時間半くらいかけて来ているのに(笑)。
中島:いや、オレね、美由紀ちゃんってだいたい遅くに現れる印象があって。。。
畠山:それ絶対違うから!
それ自分だから(笑)。
中島:はー。
畠山:はーって!とりつくシマがないね(笑)。
─最初からいじめられ放題ですね、中島さん(笑)。
中島:そんなことないですよ(汗)。
─さて、おふたりは、もともとどういう出会いだったんですか?
畠山:もともとは、渡邊琢磨くん──彼はいま”COMBO PIANO”という音楽ユニットをやっているのですが、彼の紹介だよね。
中島:渡邊琢磨くんが”ポート・オブ・ノーツ(以下P.O.N)”の小島大介くんと家に遊びに来てくれたんです。それで。。。
畠山:で、その後に「P.O.Nのライブで、ぜひ一曲弾いてください!」ってお願いして、初ライブビデオとか見てもらったんですよ。
中島:コレは”語りぐさ”になっているんですけれど、初めて畠山さんをお見かけしたのはそのビデオの中だったんですよ。P.O.Nのすごい初期。ヘタしたら名前が違ったかもしれない。
畠山:まだ”ダイスマン ウィズ ヒズ カルテット”という名前(笑)。
中島:ビデオをみたら、暗闇の中でビールをラッパ飲みしながら、髪の毛がものすごくモサーっとした女性がミニスカートで、高いスツールみたいなトコロに座って歌っていて──、「ココのバンドで何か弾いてくれ!」って言われたんだと。。。こんな恐ろしいバンド、怖くてイヤだなって(笑)。
まあ実際、恐ろしいコトになったんですが。
畠山:そんなコトないでしょ(笑)!
中島:もう戦々恐々としながら行きましたよ。
畠山:いまはなき、エレクトリック カフェで初めてやったライブの映像を送ったんです。
─それで、一緒にライブをされたんですか?
中島:しましたよ。
畠山:それからコトあるゴトにお会いしていたのですが、こんな大成なされて──。ねえ。
中島:いやいや、何をおっしゃいますか!?畠山さんのお陰で少しずつですよ。ボクなんて(笑)。
─今回は畠山さんのツアーで一緒にやることになったワケですが、どのようなカタチでオファーされたのですか?
畠山:これもご縁なんですけれど、渋谷にあるBAR BOSSA(バール・ボッサ)というお店があるのですが、そこは共通の知り合いの林(伸次)さんという方がやっていて、そのお店のオープンイベントのときに。。。
中島:正確にいうと、”BAR BOSSA”だけじゃなく、”barquinho(バルキーニョ)”というお店と、”Bar Blen blen blen(ブレンブレンブレン)”という3つのお店が南米の音楽で通じ合っているということで、「まとまってなんかやりましょう!」みたいなイベントがあったんですよ、それが1年くらい前かな。
その時に、”エテパルマ スモール アンサンブル”みたいな感じでライブをお願いされたんですけれど、林さんから「畠山さんに入っていただくのは難しいですか?」という話があって、、、もしかして、美由紀ちゃんは林さんから別に話を聞いていたのかな?
畠山:そうでした。
それで今回のメンバーでライブをやらせてもらったんですよ。それがあまりにも素敵だったので、いつか実現したいなと思っていて──。
で、今回やっとお願いすることができたんです。
中島:そのライブが終わった後も、美由紀ちゃんとはそのときにやろうとして出来なかった曲の話しで盛り上がっていて、、、それで今回、その曲が実現できたらなという野望もあるんです。
畠山:私は、もともと中島さんのアルバムが好きだったので、中島さんの曲もやりたい!って思っていたんですよ。
中島:ヘタしたら10年くらい前から話していた曲とかもあるよね。
畠山:ホントですよ。
─なるほど。今回は、いままで溜め込んできたお互いのアイディアが一気に吹き出されるライブというか、そんな感じのツアーになるのでしょうか?
中島:まあ、小出しにね(笑)。
畠山:小出し(笑)?
─なぜ、一気にはいかずに(笑)?
畠山:いやいや!プアーっと、なんとか火山みたいな感じでいきますよ(笑)。
中島:吐き出しちゃうの(笑)?
じゃあ、ボクも体力をたくわておきますよ。
畠山:ハハハ(笑)。
撮影協力=NEWPORT(http://nwpt.jp/)
>>>畠山美由紀 ライブツアー『Spring Wave~情熱の室内楽にのせて~』の情報はコチラ
このツアーでは、映画『人間失格』のサウンドトラックを担当した、音楽家の中島ノブユキとともに、ピアノ、チェロ、バンドネオンという編成で、畠山美由紀のオリジナル曲のほか、ブラジル音楽やピアソラなどを披露する予定だ。
春は、終わってしまったが、ぜひ彼女の唄で”春”を感じてほしい。
さて今回は、畠山美由紀さんと、中島ノブユキさんのおふたりに、このツアーがいったいどんなライブツアーになるのかをお聞きしつつ、おふたりの音楽観や出会いについてなど対談していただいた。
しかしながら、時間に遅れてきた中島さん。
ソレを牽制するかのごとく攻撃的な畠山さん。
「攻めの畠山、受けの中島」、まるで将棋の大勝負なみのせめぎ合い。
まさに”一触即発的”対談となった、今回の対談。
なにごとも無く終わればいいのだが。。。
先手:畠山美由紀
中島:御髪がね。
畠山:パーマをかけたばかりで、、、
中島:そうなの!?
だから、なんか印象がちがったのね。
最近でしょ?
畠山:そうそう!ごく最近なの。
汗かいているよ、額に(笑)。
中島:走ってきたから。
駅構内を、、、
畠山:遅れる!って。
中島:そうそう!
畠山:けっこう遅れますよね、いつもね(笑)。
中島:いや、そんなことないでしょ?
畠山:だって、中島さんの家の近くのスタジオでリハーサルをした時にも──、ワタシは鎌倉なので遠いんですよ、でも中島さん、すごく近いのに、行ったら来ていなくて。。。
電話したら、まだ家にいるとか言って、「何ソレ!?」とか思いましたもん(笑)。
ヒドイでしょ?
─ヒドイですねー(笑)。
それは家で準備していたら遅くなったんですか?
中島:そうそう!
畠山:すごい近いから、10分くらいで来られたんですけれど、
中島:でしょ!すぐ現れるから。
畠山:ワタシは1時間半くらいかけて来ているのに(笑)。
中島:いや、オレね、美由紀ちゃんってだいたい遅くに現れる印象があって。。。
畠山:それ絶対違うから!
それ自分だから(笑)。
中島:はー。
畠山:はーって!とりつくシマがないね(笑)。
─最初からいじめられ放題ですね、中島さん(笑)。
中島:そんなことないですよ(汗)。
─さて、おふたりは、もともとどういう出会いだったんですか?
畠山:もともとは、渡邊琢磨くん──彼はいま”COMBO PIANO”という音楽ユニットをやっているのですが、彼の紹介だよね。
中島:渡邊琢磨くんが”ポート・オブ・ノーツ(以下P.O.N)”の小島大介くんと家に遊びに来てくれたんです。それで。。。
畠山:で、その後に「P.O.Nのライブで、ぜひ一曲弾いてください!」ってお願いして、初ライブビデオとか見てもらったんですよ。
中島:コレは”語りぐさ”になっているんですけれど、初めて畠山さんをお見かけしたのはそのビデオの中だったんですよ。P.O.Nのすごい初期。ヘタしたら名前が違ったかもしれない。
畠山:まだ”ダイスマン ウィズ ヒズ カルテット”という名前(笑)。
中島:ビデオをみたら、暗闇の中でビールをラッパ飲みしながら、髪の毛がものすごくモサーっとした女性がミニスカートで、高いスツールみたいなトコロに座って歌っていて──、「ココのバンドで何か弾いてくれ!」って言われたんだと。。。こんな恐ろしいバンド、怖くてイヤだなって(笑)。
まあ実際、恐ろしいコトになったんですが。
畠山:そんなコトないでしょ(笑)!
中島:もう戦々恐々としながら行きましたよ。
畠山:いまはなき、エレクトリック カフェで初めてやったライブの映像を送ったんです。
─それで、一緒にライブをされたんですか?
中島:しましたよ。
畠山:それからコトあるゴトにお会いしていたのですが、こんな大成なされて──。ねえ。
中島:いやいや、何をおっしゃいますか!?畠山さんのお陰で少しずつですよ。ボクなんて(笑)。
─今回は畠山さんのツアーで一緒にやることになったワケですが、どのようなカタチでオファーされたのですか?
畠山:これもご縁なんですけれど、渋谷にあるBAR BOSSA(バール・ボッサ)というお店があるのですが、そこは共通の知り合いの林(伸次)さんという方がやっていて、そのお店のオープンイベントのときに。。。
中島:正確にいうと、”BAR BOSSA”だけじゃなく、”barquinho(バルキーニョ)”というお店と、”Bar Blen blen blen(ブレンブレンブレン)”という3つのお店が南米の音楽で通じ合っているということで、「まとまってなんかやりましょう!」みたいなイベントがあったんですよ、それが1年くらい前かな。
その時に、”エテパルマ スモール アンサンブル”みたいな感じでライブをお願いされたんですけれど、林さんから「畠山さんに入っていただくのは難しいですか?」という話があって、、、もしかして、美由紀ちゃんは林さんから別に話を聞いていたのかな?
畠山:そうでした。
それで今回のメンバーでライブをやらせてもらったんですよ。それがあまりにも素敵だったので、いつか実現したいなと思っていて──。
で、今回やっとお願いすることができたんです。
中島:そのライブが終わった後も、美由紀ちゃんとはそのときにやろうとして出来なかった曲の話しで盛り上がっていて、、、それで今回、その曲が実現できたらなという野望もあるんです。
畠山:私は、もともと中島さんのアルバムが好きだったので、中島さんの曲もやりたい!って思っていたんですよ。
中島:ヘタしたら10年くらい前から話していた曲とかもあるよね。
畠山:ホントですよ。
─なるほど。今回は、いままで溜め込んできたお互いのアイディアが一気に吹き出されるライブというか、そんな感じのツアーになるのでしょうか?
中島:まあ、小出しにね(笑)。
畠山:小出し(笑)?
─なぜ、一気にはいかずに(笑)?
畠山:いやいや!プアーっと、なんとか火山みたいな感じでいきますよ(笑)。
中島:吐き出しちゃうの(笑)?
じゃあ、ボクも体力をたくわておきますよ。
畠山:ハハハ(笑)。
(”後手:中島ノブユキ編”へつづく)
撮影協力=NEWPORT(http://nwpt.jp/)
>>>畠山美由紀 ライブツアー『Spring Wave~情熱の室内楽にのせて~』の情報はコチラ
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