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tokyo feature : February 29, 2016 @ 19:29

トーキョーシティポップス Vol.37 ──For Today



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2016年2月のテーマは、「なんとなく今日のタメに」。


今回のアップで、この架空のコンピレーション「トーキョーシティポップス」が、コンテンツ3年目をむかえるコトになりました。

毎月、なんらかのテーマに沿って、しかも曲がなるべくカブらないように選曲しつづけて3年。

つづけて来れたのもいつも聴いて、いや読んでいただいているファンのみなさんのお陰でございます。

ありがとうございます!

コレからもガンバリますので、どうぞご贔屓に。


さて、今回は、なんとなーくつづけてきましたが、春になりつつあるそんな今日をたのしく生きるタメのアナタのデスクトップBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






February『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.37 -For Today-』





01. 「この街の夜さ」カンバス
『この街の夜さ/ SUNSET 202』            


フクオカを拠点とするデュオ”カンバス”。
先日発売したばかりの7インチから、ナイスポップな「この街の夜さ」を。
プロデュースは、音楽ユニット”マイクロスター”の佐藤清喜”氏。
このくるおしいホドのポップさがたまりません。



02.「夢で逢えたらなんて」櫛引彩香
『恋する運命』



2014年9月にリリースしたアルバムから。
デビュー17年目のシンガーソングライターの彼女。
“吉田美奈子”さんの「夢で逢えたら」のアンサーソング的な感じ、、、なのかな??
さわやかなモータウンビートに、シュールな歌詞のアンバランス感がけっこう好きです。



03.「Hello Everything」Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra
『Time Plays – And So Do We』


音楽家”蓮沼執太”ひきいる”蓮沼執太フィル”。
総勢15名が奏でる、
まさに現代版フィルハーモニック・ポップオーケストラのファーストアルバムから。
ながれるような気持ちいいラップは、ナイスラッパー”環ROY”によるもの。
後半からの盛り上がり具合が、ググッと惹き付けられる感じで、
かなりヤバいシロモノ。



04.「東京のジプシー」G. Rina
『東京のジプシー』


最近、またヒシヒシとキテいる、”G. Rina”サウンド。
コチラは、2006年にリリースされた「東京(みやこ)のジプシー」。
バックの無国籍サウンドは、”Double Famous”ホーンズによるもの。
歌詞のジプシー感は、まさにトーキョー感ですな。



05.「Make Your Mind Up, Little Girl」SLY MONGOOSE
『Sly Mongoose』


“SLY MONGOOSE”が世に放った、”Wilf Todd & His Music”のカヴァー。
カリビアンなビートが、とても春っぽい感じでたまりませんな。
ボーカルは、”土屋浩美”嬢。



06.「サテンドレスのセブンティーン」かまやつひろし
『Show Boat Singles』



“ムッシュ”こと”かまやつひろし”が、1977年にリリースしたシングル。
“ムッシュ”のクールなボーカルと、グレイトファンクサウンドが融合した、
ナイスファンキーチューン。
この曲、かなりヤバいです。
フロアー大爆発のマストアイテム。
ちなみにイントロは、”小沢健二”のあの曲にもオマージュされてますな。



07.「ブラック・コーヒー」大高静子
『ロフト・セッションズ Vol.1』


ライブ・ハウスでおなじみの「ロフト」で、
1978年におこなわれた歴史的セッションを収録したいちまいから。
“大高静子”とは、”おおたか静流”のデビュー時代の名前。
ほんのりコーヒーなアーバンサウンドかとおもいきや、
最終的に超ジャムジャムサウンドになるという、
なんとも大展開なグッドミュージック。



08.「ラヴィン・ユー(ラッキー)」トミー・スナイダー
『ルパン三世 ~テーマ・ヒストリー』


“ゴダイゴ”のメンバーとしてもおなじみ、”トミー ・スナイダー”がうたう、
ルパンティックサウンド。
作曲はもちろん”大野雄二”。
このアーバンさは”ゴダイゴ”にはできないかな。



09.「しっぽのブルース」矢舟テツロー
『SONGS』


モテ声、”矢舟テツロー”くんの代表曲。
ドゥーワップジャズというか、モータウンビートというか、
矢舟くんの声はこういうサウンドにあってるんですな。



10.「Stripe bloom song」Small Circle of Friends a.k.a Studio 75
『Beat tape』


サツキさんとアズマさんのふたりによるユニット”Small Circle of Friends”が、
自身のファッションブランド『Studio 75』のエキシビションで配布していたサンプルビート集から。
このユルーい感じが箸休めというか、ひと休み的な感じでいいんです。



11.「接吻」イチヤナギユウ
『幻想と純愛』


シンガーソングライター”イチヤナギユウ”さんによる、
“オリジナル・ラヴ”のカヴァー。
アーバンというよりはナチュラルな感じで、サウンド的にはエロさがない。
しかし、イチヤナギさんのハスキーなヴォーカルがとてもエロいのですよ。



12.「La La Means I Love You」yanokami
『yanokami』


フィリーソウルのグループとしておなじみ”DELFONICS”の、
1970年にリリースしたこの曲。
“矢野顕子”と、故”レイ・ハラカミ”によるスペシャルユニット”yanokami”が、
テクノポップサウンドでカヴァー。
この曲、”タッツ”こと”山下達郎”もカヴァーしてますが、
オリジナルふくめ、好きなんですよね。



13.「なんとなく今日の為に」空気公団
『春愁秋思』


今回のコンピレーション名ともなったタイトル曲。
選曲しつづけて3年。
まさに、この歌詞のとおりなのでございます。
ぜひ、歌詞に注目して聴いていただければ。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


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