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tokyo feature : October 31, 2016 @ 20:42

トーキョーシティポップス Vol.45 ──The Wind Rises



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2016年10月のテーマは、「風立ちぬ」。

“大滝詠一”さんの名曲ですが、歌詞の「いまは秋〜」ってところが、
まさにいまの季節感にピッタリだなー、、、とおもってつけたのですが、
世の中は11月前にもかかわらず、すでにほぼ冬ですな。


北風と、世間の風が冷たい、冷たすぎるナウなトーキョー。

今回は、そんな世間の北風にさらされて疲れたアナタのために、長い夜をダラーっと楽しめる、夜風のBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






October『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.45 -The Wind Rises-』





01. 「ナカちゃん、カイロプラクティックって知ってっか?」ザ・たこさん
『カイロプラクティック・ファンク No.1』


オーサカが生んだ最&高のファンクバンド、”ザ・たこさん”。
寒くなってきたので、カイロ、、、必要ですよね?
というコトで、ニューアルバムから、曲じゃなくって、コチラを。
なんで「北の国から」からのナカちゃんなんだよ!
とりあえず、関節の調子はいかがですか?ってことでほんわりあたたか。



02. 「星くず」上村かをる
『ロフト・セッションズ Vol.1』


78年に発売された新宿「ロフト」ゆかりの
プロ&アマ・ミュージシャンがつどったスタジオ・セッションを収録した
「ロフト・セッションズVOL.1」から”上村かをる”の「星くず」を。
オリジナルは、細野晴臣プロデュースによる久保田麻琴と夕焼け楽団。
ちなみに、新宿ロフトは10月に40周年をむかえ、
超ビックミュージシャンたちが登場して話題になってましたねー。
40周年って、スゴいなー。



03. 「何もいらない」大貫妙子
『Sunshower』


最近、アナログが再発されて嬉しい大貫妙子の名盤『Sunshower』から。
ギュニョーんというベースがいいんですよねー。
そして、タイトなドラムに、控え目なオーケストレーション。
エレピのソロの部分だったり、ギターのソロの部分だったり、
すべてがとても気持ちいいグッドサウンド。



04. 「L.A.NIGHT(12 INCH VERSION)」阿川泰子
『SKINDO-LE-LE~From Jazz Funk to Brazilian Fusion』


日本が誇るジャズボーカリスト”阿川泰子”さんの名曲ですな。
コチラは、12インチバージョン。
アーバンメローなサウンドと、阿川さんのシュガーヴォイスのカラミが、
もーたまりません!
コチラも、先日、アナログ12インチで再発していましたが、
オリジナルは中古市場でもほとんど見なくなってきました。



05. 「あの頃のまま」桑名晴子
『MOONLIGHT ISLAND』


“ブレッド&バター”の名曲を、
“桑名晴子”がメローかつグルーヴィーにしゃがれ声カヴァー。
このメローの感じが、ホントたまらんのですよ。



06. 「マンハッタン・ジョーク ‘92」大野えり
『ルパン三世 ~テーマ・ヒストリー』


テレビアニメ『ルパン三世』のサントラのナカでも、
最&超重要アーバンサウンド、「マンハッタン・ジョーク」の92年版。
ボーカルは、ニッポンのママ of ジャズこと”大野えり”さんが、
ビックバンドジャズでカヴァー。
“河合奈保子”バージョンのちょいディスコな感じも好きですが、
個人的にはかなりジャズ色がつよい、コチラの方がヤバいです。



07. 「古都」原信夫とシャープス & フラッツ
『Last Forever』


ニッポンのビッグバンドジャズシーンを支えた”原信夫とシャープス & フラッツ”。
残念ながら、結成57周年を機に解散してしまいましたが、
その解散コンサートのライブ盤『Last Forever』から。
名曲「古都」を。



08. 「echo endless echo」砂原良徳
『LOVEBEAT』


“まりん”こと”砂原良徳”のピアノダブ的な、ダブエコー的なインスト曲。
ぼーんやり暗闇で聴きたい、いやカラダに入れたい。
そんなフィーリングッドなサウンド。



09. 「Twilight Zone」吉田美奈子
『Twilight Zone』


“吉田美奈子”さんの1977年のアルバム。
前半のしずーかなピアノ曲からの後半へのダンスミュージックへの変調っぷりが、
とにかくスゴすぎ。



10. 「Ball Of Fire」オーサカ=モノレール
『RIPTIDE』


オーサカが生んだファンク・オブ・ファンクネス、”オーサカ=モノレール”。
コチラは、かなりアーバンファンクな、アーバンソウル的な、
黒いけれど、真っ黒ではない、、、そんな感じのグッドミュージック。



11. 「フライデー・ナイトフライデー・ナイト」流線形
『シティミュージック』


先日、結成10周年をむかえたバンド”流線形”。
そんな彼らのデビューアルバムから。
いやー、おめでとうございますー!



12. 「景色」トレモノ
『Traveler’s High2』


石垣島出身のバンド”トレモノ”の新作EP『Traveler’s High2』から、
メローアーバンレゲエのコチラを。
夕陽が目に見える音づくりが、ホントすばらしい。
寒くなると、ミョーにコレくらいのレゲエが聞きたくなるんですよねー。
なんでだろ。



13. 「HARD BOILED EGG」ザ・たこさん
『カイロプラクティック・ファンク No.1』


トラック1に収録した、”ザ・たこさん”の新譜から。
あの「ナカちゃ〜ん」だけだと、
ただのコミックファンクバンドだとおもわれては、
ちとかわいそうですので、キチンとした曲を。。。
コチラは、めっちゃファンクサウンドに、
伝説のテレビドラマ『毎度おさわがせします!』で、
“板東英二”扮する、
“ミポリン”こと”中山美穂”の”のどか”役の父役”森 俊作”のモノマネが乗るという、、、
よく分からないけれど、なんだかナイスファンクネス。
なんで”坂東英二”なのか?は、まったくもって不明ですが。。。



14. 「クレイジーラブ」井上陽水
『EVERY NIGHT』


映画『かもめ食堂』のエンディングでも使用されていましたが、
“井上陽水”のなかでも、この曲、個人的に大好きなんです。
歌詞が。。。
トラック自体は、ビートルズ感がなかーりありますけれどね(笑)。



15. 「十一月」夏木マリ
『GORILLA』


“のどか”の母役でおなじみの”夏木マリ”さん。
それつながりで選曲したワケではなく、、、もう11月ですからねー。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


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