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Movie Life : June 8, 2010 @ 02:58

MOVIE LIFE 017 『告白』

ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。


いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)




MOVIE LIFE 017 – NEW MOVIE!!

『告白』



“2009年本屋大賞“を受賞した湊かなえのミステリー小説。


中島哲也監督が、松たか子を主演に迎え、待望の映画化。



□ストーリー


ある中学校、雑然とした教室。終業式後のホームルーム。

1年B組、37人の13歳。

教壇に立つ担任・森口悠子(松たか子)が語り出す。


「私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」


一瞬、静寂に包まれる教室。


物語は、この衝撃的な『告白』から物語は始まっていく。




□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆ (満点は5個)



「Imagination is more impotant than knowledge.(想像力は知識よりも重要である。)」とは、アインシュタインのコトバであるが、これは知識のある者へのコトバなのだと再確認させられた。


『下妻物語』、『嫌われ松子の一生』、『パコと魔法の絵本』でお馴染み、”映像の魔術師”中島哲也監督作品。


最近の日本映画のなかでも、かなり完成度は高いと思う。

中島監督の映像の使い方ももちろん評価できるのだが、やはりココは松たか子の演技力がモノを言っているような気がする。

“やるせない怒り”を、ここまでキレイに表現できた役者は、記憶の中には数えるほどしかいない。


映画だと、いちいち編集ができるので、ソコまで迫真の演技を必要としなくてもそれなりに見える映画が出来てしまうというセオリーをあっさりくつがえし、すばらしい迫真の演技を魅せている松たか子。


それは、やはり”血”なのだろう。


本が先か、映画が先かはおまかせするが、どっちにせよ一度は観た方がいい作品。





2010年6月5日よりTOHOシネマズ日劇ほかにてロードショー

『告白』





監督・脚本:中島哲也

出演:松たか子/岡田将生/木村佳乃


原作:湊かなえ「告白」(双葉社刊)

撮影:阿藤正一/尾澤篤史
照明:高倉進
美術:桑島十和子
主題歌:Radiohead「Last Flowers」
配給:東宝

公式HP:http://kokuhaku-shimasu.jp/


©2010「告白」製作委員会


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