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ブラインドからのぞき見た世の中 : August 31, 2017 @ 22:12

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.188『終わりのはじまり』



えー、さてー、2017年8月29日の早朝、急なJアラートが鳴り響き、
キタの国からの贈り物が出発したとの政府発表がありましたねー。


贈り物は北海道の上空を通過し、
襟裳岬東方約1180キロの太平洋上に落下したとのコト。

まさに「寒い友だちが訪ねてきたよ~」という、
『襟裳岬』的な状況だったワケですが。


それにしても、
ドコのメディアもこぞって政府発表を垂れ流すのみなんですなー。

それ以上のツッコミがない。


ミサイルが落下した海域は、漁船が操業している付近らしく、
全国さんま棒受網漁業協同組合によると、
「所属船に連絡を取ったが、
影響があった船はなく目撃した船もなかった」とのこと。

弾道ミサイルと断言したけど、落下地点での、目撃もなく、爆発もない。


わが国の首相であるアベちゃんによると、
「発射直後から完全に把握」していたとか。

“完全に把握”しているのであれば、
結構、わりと詳細な落下位置までわかっているハズ?ですよね。

しかし、どのメディアからも落下地点からの中継とか、、、ナイですなー。

なんでだろ?

ホントにミサイルだったのかな?

そこすらも若干あやふやですが。


それにしても、”直後から”ってアナタ!
今回のJアラートに関して言えば、
6:02に発射の発表されて、6:14に通過の発表ですよ。

把握してても、どのくらいの規模のミサイルなのか分からないですし、
10分弱では逃げようがないすね。

方針としては、
迎撃ミサイルを配備して、
撃ち落とすことにチカラが注がれている感じですな。

しかし、
ナゼ、防空壕とか、核シェルターとかをつくるとか、、、
そういう対策はやらんのでしょうか。

まったくもって不思議というか、不条理です。


把握といえば、
2020年のオリンピック招致の際も、
福島原発の事故処理に関しては
「完全にコントロールできている!」と言っていましたけど、
いまだ溶け落ちた燃料棒の位置も把握できず、
ソレを取り除く技術もなく、、、
汚染水も減ったとはいえ、いまだタレ流し状態。。。

うーむ。。。

ちょっと抜けサク先生すぎません?


それにしても、一連のキタのくにからの贈り物ニュース。

気になっているのは、どのミサイル発射の発表においても
発射したと思われるモノが確認されていないという部分。

破裂したにしろ、爆発したにしろ、
破片は残るハズ?ですよね??

現状、鳥取沖でそれらしきモノが見つかったというニュースはありましたが、
実際のモノの破片が見つかったというニュースはない?んですよね??
鳥取の件もいまだ確認中らしい。。。
(それ以降のニュースが見つからないため)


具体的な対策もしないで、
迎撃ミサイルだけ配備して、
もしキタの国からのミサイル発射がホントだとして、
それを撃ち落とした後はどうするのでしょうかね?


市民の安全を守るなんて言ってますが、
核シェルターなみの防空壕があるのは、、、首相官邸の地下くらい?

それこそ撃ち落とした際には
“終わりのはじまり”になるコトはまちがいないかなと。


核を持つとか、持たないとか、
迎撃するとか、しないとか、
厳重に抗議するとか、しないとか、
その前に市民の安全をしっかり考えほしいなーと、
ワタクシは考えましたが、
みなさんはどのようにかんがえていますか?




小沢健二「Buddy」



旅路 良



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