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tokyo feature : September 29, 2017 @ 18:30

トーキョーシティポップス Vol.56 ──The Maze of Summer



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2017年9月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「夏の迷宮」です。


アっという間に、9月も末。

アレ、夏休み、、、取ってない!と、アセりながらも、夏をワスれられない今日このごろ。

まさに夏という迷宮に迷い込んでしまった感じですな。


とはいえ、今年は秋っぽさを感じる9月でもなく、なんだから夏ーな9月でしたね〜。


そんなワケで、今回は、ちょっと夏、いや夏、それでも夏ーな、若干アゲ目の夏サウンドを選曲してみました。

アナタのココロをダイーブホッツにするトコナツサウンド、ナツに血迷ったBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






September『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.56 -The Maze of Summer-』





01. 「SEPTEMBER」竹内まりや
『Souvenir~Mariya Takeuchi Live』



“竹内まりや”の9月の歌といえば、まちがいなくコレ!
コチラはライブ版です。
バックバンドはもちろんタツローバンド。
9月は、いちばんさびしい月、、、なんですよねー。
さすが”松本隆”の詞。
作曲は”林哲司”。
「よかったら、一緒に歌ってください!」



02. 「帰ってほしいの」フィンガー5
『個人授業』



“フィンガー5″が1973年にリリースした、
あの曲のカヴァーです。
オリジナルはもちろん、
“マイケル・ジャクソン”率いる”ジャクソン5″。
1969年に発表した「I Want You Back」ですな。
そう考えると、約50年前の曲なんですねー。
おそろしい。。。
ちなみに、サウンドはほぼオリジナルそのままですが、
日本語歌詞がスゴいです。



03. 「sauce & shoyu・ソースと醤油」バロンと世界一周楽団
『sauce & shoyu』


ヴォードヴィリアンの”バロン”くんの楽団”バロンと世界一周楽団”が、
2017年の6月にリリースしたアルバムから。
日本人はナンダカンダ言っても、やはりソースとショウユ。
コミカルでシニカルに描く彼の歌詞も、声もいい感じです。
サウンドもサンバ調で、この季節にピッタリかなと。



04. 「Vibe.P.M(Jazzy Mixed Roots)」Mondo Grosso
『Kyoto Jazz Massive』


“沖野修也”さんが1994年にリリースしたコンピアルバム『Kyoto Jazz Massive』から、
この曲を。
最近、”満島ひかり”をフィーチャーした「ラビリンス」でおなじみ、
“大沢伸一”率いる”Mondo Grosso”。
たしか、コレがデビューだったような。。。
何年経っても色あせないサウンドですよね。



05. 「迷宮A(in a Maze)」GAGLE × Ovall
『GAGLE × Ovall』



先日、活動再開を発表したバンド”Ovall”が、
仙台のヒップホップグループ”GAGLE”とタッグを組んで、
2012年にリリースしたアルバムから。
今回のタイトルはコノ曲から。



06. 「黄昏のメモリーレーン feat. やけのはら」G. Rina
『Lotta Love』



いまや、日本を代表するトップトラックメイカーとしてもおなじみの彼女。
“やけのはら”をフィーチャーした、ライトメローなこの曲を。
カレの気だるいラップがなんともダルっとして気持ちいい。
秋の夜長にぼんやり聴きたい。



07. 「Smile」DJ Ryow a.k.a. Smooth Current
『Trace The Roots』



「Hydeout Productions」の黄金期を支えた”DJ Ryow”。
カレが2014年にリリースしたアルバムから、
ピアノヒップホップというか、
“Hydeout”感というか、
青が合うサウンドですな。



08. 「ロープウェー」cero
『街の報せ』


そして、コチラはむしろモノクローム。
“cero”のちょっとあたらしい感じのダウンビートソング。
ゆったりと流れる時間を感じます。



09. 「珈琲ブーガルー(Coffee Boogaloo)」CRAZY KEN BAND
『グランツーリズモ』



先日、活動20周年をむかえた”CKB”。
彼らの4thアルバムから。
陽気でゴキゲンなブーガルーサウンドを。



10. 「Fantasic Show(album ver.)」Yogee New Waves
『WAVES』



ナニかと話題が絶えない”ヨギー”。
彼らの場合、サウンドはシティポップでも、ココロはパンクですからね。
そういえば、”はっぴいえんど”も結局はパンクスでしたな。
まさに現代版の”はっぴいえんど”と言っても過言ではない、、、かと。
今夜は眠れないよ〜。



11. 「カレンジュラ」naomi & goro & 菊地成孔
『calendula』



秋にむかって一直線!
9月は急なさびしさを感じる季節。
まったり、ゆったり、眠くなる9月。



12. 「SEE YOU NEXT SIDE AGAIN」EPO
『epocha 1980-1986』



“EPO”のベスト盤から。
1981年にリリースされた、
ラジオをコンセプトにつくられたアルバム『JOEPO~1981KHz』のA面の最後に収録されたコチラ。
彼女の声だけの多重録音によるグッドサウンド。
タツローさんも認める彼女の才能。
では、次のサイドでお会いしましょう!


※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。



Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


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