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ブラインドからのぞき見た世の中 : November 19, 2017 @ 18:59

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.193『リーダーたちの敵づくり』



えー、さてー、世間の注目が例の座間の例の事件に注目している間に、
世界ではもっといろんなコトが起こっている昨今、いかがお過ごしでしょうか?


先日のかの国の親ビン来日で、ムダな大さわぎをしていたトーキョー。

ネット上では、ゴルフ接待中のアベちゃんの大ゴケ映像がトビかっていましたが、
本質部分はナニを話したのか、、、具体的なことはまったくもって不明だった、
今回の首脳会談ですね。

ナンとなくハッキリしたのは、「キタの国に”協力して”制裁を〜!」という、
それもぼーんやり〜な敵づくり政策。

コッチとしては、
「え!それってもうだいぶ前から言ってなかったっけ??」という感じなんですがね。

ほかにもっと話し合う重要なコトあるでしょ!!
「入れ!」って言った張本人が抜けたTPP問題を解決するとか、
娘に日本国民からの血税を57億円出した見返りはナンなんだ?とか。。。
ナニに税金が使われたのか、詳細は発表すべき。

マスコミももっとつっこもうよ〜。
田舎の行政とベッタリのタッグメディアじゃないんだから。


しかし、親ビンは一環してキタの将軍さまを敵にしたがってますなー。

これはアメリカという国が、敵をつくることでさまざまなリーダーが生まれてきた、
という歴史上の事実であり、昔ながらの政治的手段なんですけれどね。

二次大戦中の日本やドイツ、冷戦時代のソ連、中東諸国、そして中国、北朝鮮と、、、
敵のいない時代がないくらい、というか実際にない(笑)。

単純に言うと、
民衆とおなじ目標をつくるというコトなんですけれど。

さまざなな人種がうずまく、移民の国であるかの国は、
敵を倒すことを目標とする”共通認識”をつくって、
リーダーの支持率を得てきたワケです。

ただ親ビンの場合は、あまり上がっていないみたいなので、
その理論?方程式?の例外として、歴史にのこるかもしれませんが(笑)。

しかし、それはアメリカだけにかぎらずの話で、
異教徒を敵として絶大な支持率を得た、
あのドイツ第三帝国の首相もそうですし、
「かの国の忠犬だ!」とキタの将軍さまに言われてしまった、
わが国代表のアベちゃんもその政治戦法です。

今回もガンバって、アジア圏内各国をまわって、
リーダーっぷり?アメリカの伝令役っぷり?を全力で発揮していましたがね。

さながら、ジャイアンのリサイタル開催のオフレを、
ノビタやしずかちゃん、デキスギくんなどに、
「来なかったらどうなるかわからないぞ!」と、
うしろの暴力的な絶対権力にたよってムダな圧力で誘いまくる、
ココロの友である(とされる)スネ夫的な存在でしたな。


しかし、対話の努力もほとんど見られないのに、
対話はしてきたということで、
キタの国を敵とみなすのは時期尚早かと。

コレでは、キタの国におヘソを曲げられて、
贈り物が増える可能性を増やしているだけ。

もしかして、攻撃させようとしているのかな?

どちらにせよ、ホント残念でなりません。


それにしても、このままいくと、
かの国とキタの国との、、、
いや親ビンと将軍さまとの個人的なダダのこねあいみたいな、
中学生レベルの戦争に巻き込まれる可能性は大です。


まあ、今回の件親ビン来日において、
支持率の低いモノ同士が国内(外?)の支持率をアップする政治的手段に、
ナゼかワレワレの税金だけがとられてなくなるという、、、
完全にただ巻き込まれただけだなーと、
ワタクシはおもいましたが、
みなさんは、どのように考えましたか?




くるり「琥珀色の街、上海蟹の朝」



旅路 良



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