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Interview : December 25, 2017 @ 20:24

“DATS”インタビュー(前編)──”DATS”の2017年



2017年の新世代エレクトロバンドのひとつとして注目をあびている、”DATS”。


メンバーは、ヴォーカルの”MONJOE”、ベースの”伊原卓哉”、ギターの”早川知輝”、そしてドラムの”大井一彌”。


2017年6月にファーストアルバム『Application』をリリースしてから、さまざまな野外フェスや音楽イベントへの出演をはじめ、海外でのライブ、そして多数のアパレル系ブランドのパーティなどにも出演するなど、毎週ドコかしらで彼らのライブを観たり、名前を見たり、、、たった半年ほどで日本を代表するエレクトロバンドのひとつとなるまで駆けアガリ、”DATS”というブランドを一気に確立させた彼ら。

2017年の音楽シーンは、まさに彼ら”DATS”の年であった、といっても過言ではないだろう。


彼らにとっては、まちがいなく激動の年だったハズ。

今回は、そんな彼らに、2017年をふりかえってもらいつつ、2018年の目標について聞いてみた。





─まずは、2017年は、バンドとしてどんな1年でしたか?


伊原卓哉(以下、伊原):
激動でしたね。
いい意味で。


MONJOE(以下、M):
2017年は、バンドとして”ゼロからスタートする!”と決めた年でもあったんです。
ゼロからブランディングをして、ゼロから積み上げて、気持ち的にもゼロからはじめて。。。
それでアルバムも出したり、かなり意気込んでやってきましたが、、、
なんだかスゴかったです!
「いま、どこにいるんだろう?」ってなるくらい目まぐるしく変化した1年でしたね。
時系列的に言うと、シングルを出して、アルバムを出して、夏フェスに出て、ツアーに行って。。。


伊原:
海外公演も!


M:
そう!
海外公演でファイナルして、いまに至る感じなんですけれど、
とにかく”成長したな〜!”というのが、正直な感想です。


─なるほど。
伊原くんは、どんな1年でした?


伊原:
そうですねー、、、成長もしたし、
それとともにまわりに対する感謝とか、リスペクトとかを感じた1年におもいますね。
バンドが大きくなるにつれて、いろいろなヒトが関わってくるワケで、
たとえば、ツアーで地方に行くと現地のプロモーターとか、
ライブを制作しているヒトとかがいて、
彼らが”DATS”の音楽を広めたい!という熱い思いを持ってくれてやってくださっている。
もちろん、ツアーとか、夏フェスもそうなんですけれど、
この1年で、ボクらに対して熱い思いを持ってくれているヒトがいるんだ!
ってコトに気づいて、、、
そういうヒトたちがいるからボクらがライブをやれているワケですし、もちろんファンも。
ホント!すべてがすべて、感謝の年だったとおもいます。


─早川くんは?どうでした、2017年は??


早川知輝(以下、早川):
たしかに感謝でしたね。
ヒトとの”つながり”をもってして、いろいろな出来事ができているんだなと。
“つながり”があるから、いろいろなところに行けたし、いろいろな経験をさせてくれた。
バンドだけ、もちろんヒトリではできないですよ!
そういう思いを実感できた、まさに感謝の年でした。


─大井くんは?


大井一彌(以下、大井):

バンドのメンバーが、すこしずつ”音楽家然としてきた”感じがした1年だったとおもいます。


早川:
たしかに!





大井:
最初は、バンドというカタチであつまったワケですけれど、
その時点では、
音楽家らしくないコトについて考えることに時間を割くのがけっこう長かったんです。
でも、それから抜け出して、
音楽の内容にフォーカスして考えることができる時間が増えた、、、
そう過ごせた1年だったかなー。
ボクはストレスがなくなって、たのしかった1年でした。


─なるほどね。


M:
バンド的にも、より大きな舞台、、、
というか、ひろい光景を見るための”光”が見えてきた1年だったとおもいます。


─次のステップに向けての”ナニか”ってコト?


M:
そうです。
なんとなく”次”が見えはじめたという感じですね。


─アルバム『Application』をリリースして、リリースツアーをやったワケだけれど、
ツアーはどうでした?たのしかった??


早川:
いやー、もーたのしかったですよねー!


伊原:
とにかく、あっという間でしたよ。


─仕事上、わりとファッション系のイベントに行くコトが多いんだけれど、
今年はよく会ったよね(笑)?


伊原:
そうですね(笑)。


M:
“現場”が一緒すぎて、「アレ!!」って(笑)!





─そういうファッション系でのライブの仕事が増えた年なのかな?


M:
今年は、多かったですね。


早川:
昨年まではなかったですもん。


伊原:
ファッション雑誌のイベント出演の話から、アパレルブランドさんにも呼ばれはじめて、
そこから一気に、、、って感じでしたね。


M:
でも、ボクらは、、、古着系ではないかなーと。


大井:
たしかに!


M:
イメージ的に。


伊原:
トレンド系(笑)?


M:
トレンド系というか、、、
洗練されていて、上品というか、上質なモノがメンバーみんな好きなんですよ。
そういう服も着ているし。
でも、そういうブランドさんたちと、”クロスオーバーする”というのが、
ボクらっぽいなとおもっています。


伊原:
ファッション、好きだもんね。


M:
そもそも服が好きなんですよ、みんな。
だから、ソレって、、、とてもサイコーなコトですよね!


─たしかに、ファッションが好きならサイコーだよね!




(後編へつづく)

Photo by healthy (http://he-althy.com)






□プロフィール

・DATS




“杉本亘 a.k.a. MONJOE”(ヴォーカル/手前右)、”伊原卓哉”(ベース/手前左)、”早川知輝”(ギター/奥右)、”大井一彌”(ドラム/奥左)の4人組。
マスタリング・エンジニアに”砂原良徳”、リミキサーに”杉本”と”大井”が所属する”yahyel”をむかえ、2017年3月にリリースされた限定1stシングル『Mobile』は発売日当日に完売する店舗が続出し、大きな話題をあつめる。フジロック・フェスティバルを筆頭に各地さまざまなフェスへ出演。
2017年6月にはデビュー・アルバム『Application』をリリースした。

オフィシャルサイト:http://www.datstheband.com/




□アルバム情報





『Application』

トラックリスト:
01. Netflicks
02. Filter
03. Mobile
04. Health
05. Amazon
06. Queen
07. Tinnder
08. Patagonia
09. Where Is My Jane

レーベル: Rallye Label
価格:2,300円(税抜)
発売中!


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