Interview : June 28, 2010 @ 17:49
Japanese Soul!!インタビュー 土岐麻子&弓削 匠(yuge)後編
シンガーの土岐麻子が、ニューシティポップなアルバム『乱反射ガール』をリリース!
ファッションブランド”yuge”ともコラボレーションし、音楽とファッション、ふたつのエレメントを融合させた今回の展開は、最近の音楽業界、ファッション業界ではみられなかった”動き”だ。
ひきつづき、土岐麻子と”yuge”のデザイナー弓削 匠のおふたりに、アルバム『乱反射ガール』や、おふたりが影響を受けた日本の音楽についてを中心に、いろいろとお話いただいたインタビューの最終回。
後編:音楽と環境と。。。
カネコ:さて、つぎは土岐さんの影響を受けた曲のご紹介ということですが。。。
土岐:子どもの頃の原体験になった曲をご紹介します。
山下達郎さんの『It’s a poping time』というライブアルバムから、”ブレッド&バター”のカヴァーで「pink shadow」。

カネコ:これはいいですよね!
とくにはじまりの部分がいいですよ。
このサックスを”吹いている”のが、なんと!
Latin Ras Kaz:サックスを”ブロウ”しているのが、ね(笑)。
カネコ:そうです!ブロウ(笑)!!
さっき、マイクがオフのときに、サックスを”演奏する”行為をカッコよく言うにはどうやって言えばいいんだ、という話題で盛り上がったのですが。。。
Latin Ras Kaz:「吹いている」というとなんか、なにかちがう意味になってしまいそうな感じだよね。
カネコ:でも、「ブロウしてたよ!」って言ってもちがう意味になってしまいそうな(笑)。。。
まあ、ドッチもドッチということで(笑)、サックスを”ブロウ”しているのが、土岐さんのお父さん、土岐英史(ひでふみ)さんですね。
土岐:そうです。
カネコ:じつは、ボクと名前の漢字が一緒で、読み方がちがうのですが、コレはちょっとした自慢です(笑)。
この曲を選んだのは、やはりお父さんの影響というか、お父さんが達郎さんと関わりがあったからですかね?
土岐:はい。
当時、ライブを観に連れて行ってくれていたんです。
だから、吉田美奈子さんたちのコーラスを生で聴いていて、スゴく色彩が鮮やだった感覚も覚えているんですよ。ほんとにピンク色みたいな。すごいパワーを感じて、ライブも大好きだったし。
あとジャケットも鈴木英人さんが、『FOR YOU』とかを描いてらしたので、それも眺めるのが大好きでしたね。
カネコ:これは環境ですかね、ラスカズさん。
Latin Ras Kaz:ボクらが「達郎さん!」という感じじゃなくて、あのおじさんのレコードという感じなんでしょうね。
土岐:お兄さんという感じでした。
Latin Ras Kaz:もしくは、お父さんの友達とか、そんな感じだったんでしょうね。
カネコ:そういう環境ですよ、やはり。
土岐:ありがたい感じで、はい。
カネコ:ボクら野良犬とはちがうんですよ!──って、言ってみたかっただけです(笑)。
さて、つづいて弓削 匠さんの影響を受けた日本の曲をご紹介しましょう。
弓削:やはり、小学校のときに”大瀧詠一”さんと、いま紹介していた”山下達郎”さんは、死ぬほど聴いていましたね。
カネコ:やはりそうですか。
弓削:そのときに、洋楽にも同時に目覚めたんです。
当時、朝の7時半からアニメがやっていて、、、トム・ソーヤ的な。
そこでコマーシャルなんですが、”ビーチボーイズ”の「サーフィン USA」が流れていたんですよ。それが、たしか小3くらいのときかな。それでビーチボーイズにハマりはじめたんです。
それで、ビーチボーイズと山下達郎、大瀧詠一。その辺は聴いていましたね。
ということで、そのなかからまずは大瀧詠一の「ヴェルベット モーテル」です。

カネコ:これを小学生のときからコレを聴いてらっしゃったと?
弓削:そうです。
カネコ:なるほど、でもコマーシャルだけだと曲名とか分からないですよね。とくに小学生のときとかは。インターネットもない時代でしたし。。。
ちなみに、この曲はどなたに教えてもらったのですか?
弓削:今日持ってきたのは、じつは母のレコードなんです。この辺の音源が家にあって、一緒に「ゲッツ/ジルベルト」のレコードも。
Latin Ras Kaz:あららら(笑)。
弓削:それも小学校の頃から聴いていました。
カネコ:すごい小学生だったんですね。
では、二曲目ですが。
弓削:次は、浜田省吾さんの「ふたりの夏」という曲で、『愛奴』版のアルバムもあるのですが、今回はソロになってからのバージョンです。

カネコ:これは、、、曲調が浜田さんっぽくないですよね。
弓削:そうですね、まさにビーチボーイズサウンドですよ。
じつはこの曲、山下達郎さんが1995年に出した「世界の果てまで」というシングルのB面に、この曲のライブバージョンが収録されているんです。
土岐:え!カヴァーしているということ?
弓削:そう!カヴァーしているんです。
達郎さんと省吾さん、じつは同期で、同い年なんですよね。
土岐:へー、意外!知らなかった。
Latin Ras Kaz:でも、浜田省吾というと、もっとロックっぽいイメージが強いですけれどね。
土岐:あと、サングラス(笑)。
カネコ:それと、トレーラーでツアーをまわるイメージですよね。
土岐:ああ(笑)!
弓削:“オン・ザ・ロード”ですよね。
カネコ:そうそう(笑)!
弓削:浜田さんが若い頃に聴いていた唯一の日本人のバンドが”はっぴいえんど”だったりするんですよ。とくに大瀧詠一に影響を受けているらしいですね。
土岐:たしかに、それっぽいですよね。
弓削:そのつながりで、今回は『A LONG VACATION』と『CLUB SURFBOUND』の2枚を持ってきました。
カネコ:ありがとうございます。いや、さっすがですね!
土岐:さすが!
Latin Ras Kaz:今日は、ファッションこみこみで。
カネコ:ソレもコレも、もろもろこみこみで(笑)。
今日は土岐麻子さん、弓削匠さんに来ていただきました。
ありがとうございました。
土岐:ありがとうございました!
弓削:ありがとうございます。
(”Japanese Soul!!インタビュー 土岐麻子&弓削 匠(yuge)” おわり)
土岐麻子
『乱反射ガール』

レーベル:rhythm zone(RZCD-46547)
価格:¥2,940(税込)
発売中!
・土岐麻子
Cymbalsのリードシンガーとしてデビュー。
04年の解散後、実父 土岐英史氏を共同プロデュースに迎えたジャズ・カヴァー・アルバム『STANDARDS~土岐麻子ジャズを歌う~』をリリースし、ソロ活動をスタート。
07年11月rhythm zone移籍第1弾アルバム『TALKIN’』でメジャーデビュー。
08 年6月には、真心ブラザーズや松田聖子、マドンナなどの名曲をカヴァーした企画ミニ・アルバム『Summerin’』をリリース。09年8月には、それら の”外仕事”をコンパイルした集大成的アルバム『VOICE ~WORKS BEST~』をリリースし、これまで以上に精力的な活動で強い存在感を放っている。
http://www.tokiasako.com/
・弓削 匠
1974年生まれ。
素材や仕立ての良さ、独創的な遊び心のあるデザインが特徴で人気急上昇中のファッションブランド”yuge”のデザイナー。
http://www.yuge.cc/
・Japanese Soul!! (ニッポンの魂!!)
日本に存在する多くの名曲をオシャレに、且つアカデミックに紹介するプロジェクト。
メンバーはプロジェクトによって流動的だが、本インタビューではカネコヒデシ、LATIN RAS KAZ、Kaoru(Kaoru with Lovemarmalade)の3人。
番組の放送は、SHIBUYA-FM 78.4MHz、毎月第二、第四木曜日の19:00から。
http://japanesesoul.jp/
□土岐麻子 ワンマンLIVE !!
日時:2010年7月17日(土)
開場/ 開演 :17:15 / 18:00
会場:ラフォーレミュージアム六本木
料金:前売り 全席指定¥4,500(ドリンク代別)
チケット発売:
・チケットぴあ 0570-02-9999
・e+ http://eplus.jp/
・ローソン チケット 0570-084-003
問合せ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999
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