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tokyo feature : June 26, 2018 @ 18:32

トーキョーシティポップス Vol.65──Rainy Tokyo



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2018年6月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「雨のトーキョー」です。


すでに関東の梅雨も明けようとしているこの時期ではありますが、なんだかんだいっても梅雨は梅雨でしたねー。


前半は晴れ模様がつづいていたので、最初は空梅雨になってまた水不足かなーと、ちょっとだけ心配していましたが、後半の追い込みがスゴかったですな。

オキナワ県は、けっこう大変だったみたいですが。。。


そういえば、6月後半からは、サッカーの『ワールドカップ』もはじまって、寝不足の方もチラホラ。

万年寝不足のワタクシには、あまりカンケーない話ですがね。

ただ、サッカーがあるのもひとつですが、5月病からの流れもアリ、気候もちょうどよく、つねにネムイ状態がつづく6月ではあります。

薄暗い雨の日には、ムダにウトウトとしがち。


そんなワケで、今回はネムリの月でもある6月にピッタリな、雨の日の薄暗い部屋でぼんやり聴ける、雨のトーキョーのBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。





June『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.65 -Rainy Tokyo-』






01. 「SIMOON」THE MOTHRANS
『IN FORBIDDEN ISLAND』


DJ&プロデューサーの”はせはじむ”氏を中心に結成された、
100%エキゾチックなリゾート音楽集団”THE MOTHRANS”。
目指すは、”マーティン・デニー”的なアレですな。
とにかく、トロピックサンダー感がハンパない。
最近なかったんですよねー、こういう感じのバンド。
ちなみに、コチラは”YMO”のカヴァー。
この”SIMOON”というのは、
春から夏にかけて発生する砂まじりの乾燥した強風のコトで、
梅雨とはまったくカンケーないのですが、
ナンとなく季節のモノというコトで(笑)。



02. 「歌を唄って」南佳孝
『あの夏…』


80年代を代表するシティボーイ、”南佳孝”氏。
カレが2010年にリリースした、
AORの定番スタンダードをカヴァーした大人のためのアルバムから。
オリジナルは、”Celso Fonseca”の「Meu Samba Torto」。
これを日本語でカヴァー。
とてつもなくオトナなサウンドですなあ。



03. 「Tokyo Boy Gets Lost」高橋飛夢
『キオクノシルシ』


ナイスなハイトーンヴォイスがココロにひびく、”高橋飛夢”くん。
2016年のデビュー・ミニ・アルバムから。
“トーキョーの少年は迷うと”いう、
まさに血迷ったワタクシのためにあるような曲です(笑)。
それにしても、アレンジがいい感じに気持ちいいですよねー。



04. 「My Baby」microstar
『She Got The Blues』


2016年にリリースされた、
“佐藤清喜”と”飯泉裕子”のユニット”マイクロスター”の8年ぶりの2ndアルバムから。
“バート・バカラック”感というか、
“カーペンターズ”感あふれるグッドメロウサウンド。
とにかくセツナイです。



05. 「ACCESS」ecke
『BYPATH』



トーキョーが生んだトーキョーサウンド、”ecke”。
カレらのファーストアルバムから、
AOR感がスバらしい「ACCESS」を。
まだ若いとのコトで、期待大のバンドですな。



06. 「GYPSY SWING」KING COLUMBIA
『ZEROSEN VIBRATIONS』


大阪発のジャズバンド”KING COLUMBIA”のファーストアルバム。
ビックバンド系なスィング感と
ラテンのズンドコドラムがたまらないです。



07. 「あたしはあんたのクスリじゃない」なかの綾
『ダブルゲーム』


ラテンのズンドコドラムつながりで、
“なかの綾”ちゃんの新作アルバムから。
この曲の音圧といい、ビックバンド感といい、
とにかくスバらしい!



08. 「罪悪感」在日ファンク
『在日ファンク』


コチラは”ハマケン”こと、”浜野謙太”ひきいるファンクバンド”在日ファンク”。
カレのファーストアルバムから。
オトコは日々、”罪悪感”に悩まされて生きていますよねー。
雨の日はとくに”罪悪感”がハゲしい。。。
なーんて、ちょっとおセンチになってしまうのも梅雨の時期ならではカモ。



09. 「激しい雨」忌野清志郎
『Oh! RADIO』


2009年リリースの”清志郎”さんの遺作です。
コチラは、2006年に収録されたプライベートバージョンだそう。
雨の歌ですが、雨の歌ではないってところが”清志郎”さんっぽいですなー。



10. 「機嫌なおしておくれよ」奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
『KING OF MUSIC』


2009年にリリースされたアルバムから、
“奇妙礼太郎トラベルスイング楽団”の代表曲。
いいですよねー、このビックバンド感。
最近、個人的にビックバンドサウンドにヤラレているだけあって、
ココロにひびきすぎます。。。



11. 「東京の屋根の下」雪村いづみ
『雪村いづみスーパー・ジェネレーション』


1974年発表の名盤。
雨といえば、屋根の下、、、ムリヤリ感がハンパないですが(笑)。
そんなワケで、トーキョーの屋根の下はおそらくこんなかんじなのです。
演奏は、”細野晴臣”、”松任谷正隆”、”鈴木茂”、”林立夫”のキャラメル・ママのメンバー。



12. 「MUSIC BOOK」山下達郎
『FOR YOU』


“タツロー”といえば「雨」。
作詞に”吉田美奈子”、作曲に”山下達郎”というゴールデンコンビの作品。
コチラは、”水”の雨ではなく、”メロディ”の雨がふりそそぐ感じです。
しかし、”MUSIC BOOK”って、、、
いいコトバですよねー。




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://he-althy.com)


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