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tokyo feature : June 29, 2019 @ 18:16

トーキョーシティポップス Vol.77──The Water Planet



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2019年6月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「水の惑星」です。


6月の前半は、まったくもって気持ちイイ晴れ日だったんですけれどね、
中盤からもう雨ばっか。

梅雨というコトなんでしょうが、
気温が高め、湿気も高めで、
メンタル面もヤラれがちで、ホント!自殺したくなるくらいですよ。

ま、しませんが(笑)。


日本という、雨のおおい地域に生まれたコトもありますが、まさに地球は水の惑星なんだなーというコトで、テーマは水の惑星。


今回は、そんなこんなで、雨の日の午後、暗い部屋のなかでボーンヤリ聴き入りたい、ぼーっとできるBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






June 『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.77 -The Water Planet-』






01. 「Let’s do fun」never young beach
『STORY』



究極のマターリユターリを感じよ!
というコトで、
メロウな軽いビートにスティールパンの音が気持ちよすぎな、
ネオエキゾチカ的チャンクサウンド。
ムワっとした湿気の多いこの季節に聴くと、
体感温度が下がってなんとなく涼しく感じる、、、
そんなリアルエキゾチックなクールミュージックなのです。



02. 「歌う少女」ハチャトゥリアン楽団
『マカロニチーズ!』



古いニューオーリンズ・ジャズを中心に、
ニューオリンズ・ファンク、ポピュラーミュージックなど、
さまざまな音楽を展開する
トランペット、クラリネット、バンジョー、チューバ、ドラムスから成る ニューオリンズ系音楽団。
この陽気な感じがたまりませんねー。
雨の日つづきのこの季節に、ちょっとだけ顔を出す太陽を見たときの選曲です。



03. 「All La Glory」細野晴臣
『Heavenly Music』



このところ、個人的に細野さんづいてまして、、、
そんなワケで、”THE BAND”の名曲に日本語歌詞をつけたこの曲を。
ふんわり触るようなトラックに、細野さんの歌声がたまらんのです。



04. 「はねだ」福原希己江
『おいしいうた』



彼女のアルバムのなかでいちばん好きなアルバムは、
やはり『おいしいうた』。
粗削り感もありますが、
この透きとおる声がホントにいいんです。



05. 「Rain」寺尾紗穂
『Tribute to Taeko Onuki』



“山下達郎”率いる”SUGAR BABE”の”寺尾次郎”さんの娘さんですね。
イイ声です。
彼女が、”大貫妙子”の「Rain」をカヴァー。
なんだかイロイロ”SUGAR BABE”感がハンパないですが、
トコロドコロ下地にひいているノイズがホントに気持ちいい。
雨の日の午後、暗い部屋でぼんやり聴きたい曲。



06. 「カブトムシ」高橋飛夢
『unreleased』


コチラ、”aiko”の名曲をトムくんがイイ声でカヴァー。
ちなみに、『unreleased』となっているのは、
タワレコだったかな?アルバムを買ったときの特典CDだから。
このマッタリ感がホント好きです。



07. 「路傍の唄」蠣崎未来
『路傍の唄』



フォークシンガー”蠣崎未来(カキザキミク)”さんのこの曲。
じつは最初に声を聴いたときは、
男性ボーカリストかとおもったホド。
いい声なんです。
ぜひ、ライブを見てみたい!



08. 「こぬか雨(Live)」SUGAR BABE
『SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-』



そんなワケで、”SUGAR BABE”の雨の名曲です。
コーラスに”吉田美奈子”さんっぽい声が聴こえますが、、、
クレジットされていたかな???
しかし、ホントいい曲。



09. 「High School Lullaby」SOLEIL
『Mellotron Girl』



60’sテイストのロッケンロールバンド”SOLEIL(ソレイユ)”の新譜から。
オリジナルは、「イモ欽トリオ」による80年代に超ビックヒットしたテクノポップス。
作曲は細野さんですねー。
それを高速スカビートでカヴァー。
“それいゆ”のキュートで舌っ足らずなヴォーカルがたまりません。



10. 「すずらん通り商店街」加藤千晶とガッタントンリズム
『嘘つきと音楽のはじまりに』



彼女のこのアルバム、ホントいいんです。
この陽気な楽団サウンドが、
雨の季節に臥せってしまっているココロをたのしくしてくれます。
晴れた日に”すずらん通り”に行きたくなります。



11. 「オーシャンゼリゼ」miya takehiro
『アウトドア日和』



説明不要の歴史的名曲のカヴァーですな。
コチラも陽気さがいいんです。
街歩き曲のつながりでw。



12. 「言葉のいらないうたばかり」キミーゴ a.k.a qimygo
『らんどすけいぷ』



レゲエ&スカ系シンガー”キミーゴ a.k.a qimygo”の初のアルバムから。
彼女の声もいいですよねー。
ユルーいスカビートもこの季節にピッタリ。
言葉はいらないんですよ。



13. 「水の星へ愛をこめて」SUGIZO feat. コムアイ(水曜日のカンパネラ)
『水の星へ愛をこめて』



今回のタイトル曲ともいうべき選曲です。
『機動戦士 Zガンダム』のオープニング曲ですね。
“森口博子”のデビュー曲。
それを”SUGIZO”プロデュースで、ヴォーカルに”コムアイ”をフィーチャーしてカヴァー。
こうキタか!?というアレンジで、
“コムアイ”の激情的な歌い方もたまらんのですよ。
現在、放送中の『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』。
そのエンディングで使用されていた曲。
なんだかあのころのイロイロなモノゴトを思い出して、
涙がホロリと流れてしまいそう。。。



14. 「MARCI (II)」林 哲司
『Back Mirror』



古くは”大橋純子”ひきいる”美乃家セントラル・ステイション”のメンバーで、
現在のシティポップミュージックの先駆者としておなじみ、”林 哲司”さん。
カレの1977年の名盤から。
聴いてくれて、”MARCI(メルシー)/ありがとう”ってコトで。




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます


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