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tokyo feature : September 30, 2019 @ 17:18

トーキョーシティポップス Vol.80──Moondance



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2019年9月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「ムーンダンス」です。



台風ではじまった9月。

8月下旬の灼熱地獄、湿気地獄から、
やっと過ごしやすい気候になって、
カラダ的にも精神的にも落ちついてきた感はあります。


しかし、完全に日本の気候はかわりましたな。

コレが温暖化の影響なのか、
違うのかはまだわかりませんが、、、
まあ、熱帯雨林的な感じの気候になってきているコトはたしかです。


環境相になりたての某なにがし氏が参加した国連総会の環境関連会議では、
16歳の少女にオトナたちが怒られるという、
前代未聞の結果に、
世界はどう対応していくんでしょうかねー、、、
対応しないのかな。。


まあ、世界的にも日本的にも個人的にもいろいろとあった2019年9月ですが、今回は月がキレイな季節にあうBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。







September 『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.80 -Moondance-』






01. 「颱風13号」布谷文夫
『悲しき夏バテ』



1974年に大滝詠一プロデュースでリリースした本作。
“布谷文夫”といえば、
「ナイアガラ音頭」のイメージですが、
カレ本来のこのブルージーなサウンドの方が、
個人的にはホントにたまらないのですよ。
ま、100年に一度の台風ではじまった9月だけに、
まずは台風の歌からドーゾ!



02. 「ミュージシャン」夏木マリ
『9月のマリー』



月夜はなぜかむかしの話をしてしまう、
そんな意味合いもあって、
“夏木マリ”の『9月のマリー』からこの曲を選曲。
春にはじまった恋は9月でナンチャラ、、、
という感じなんでしょうかねー。



03. 「マシュ・ケ・ナダ」南佳孝
『あの夏…』



永遠のシティボーイこと”南佳孝”が、
2010年にリリースした忘れられない夏サウンド。
タイトルを見てお馴染みですが、
ブラジルのシンガーソングライター、
“ジョルジ・ベン”が1963年にリリースし、
その後、セルメンこと”セルジオ・メンデス”が
カヴァーして大ヒットしたブラジリアンサウンド。
それを佳孝さんがアーバンアレンジでカヴァーしたのがコチラ。
あまりにもアーバンすぎてアレですが、
ナイスなカヴァーです。



04. 「エスパドリーユでつかまえて」脇田もなり
『エスパドリーユでつかまえて』


シンガーの”脇田もなり”ちゃんが、
“一十三十一”作詞、”Dorian”作編曲の
エレクトリックでトロピカル、
エキゾチックでラグジュアリーなアーバンサウンドに挑戦。
鬼のカッティングギターは、おそらくKashif氏かな。



05. 「ざくろ」北園みなみ
『promenade』



ざくろの季節到来!
というワケではないのですが、
“北園みなみ”によるミドルメロウなグッドアーバンを。



06. 「Hong Kong Night View(feat. 山田参助(泊))」VIDEOTAPEMUSIC
『世界各国の夜』



最近、よくDJでも流している”VIDEOTAPEMUSIC”のこの曲。
ナゾのホンコンの夜の曲ですが、
古いホンコン映画からサンプリングしつつ、
この超オリエンタル感あふれるサウンドが、
秋の夜長になんだかいいんですよねー。



07. 「恋がこんなにつらいとは」奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
『仁義なき恋愛』


いまや大人気の”奇妙礼太郎”くん。
この楽団的サウンドがたまりませんな。
やはり秋はこういうセツナサウンドが合います。



08. 「月光価千金」美空ひばり
『Hibari Sings JAZZ & STANDARDS』


かつては”ドリス・デイ”がカヴァーしたり、
“エノケン”や”ディック・ミネ”もカヴァーしたスタンダードナムバー、
「Get Out And Get Under The Moon」。
その日本語バージョンを、
みんなのひばりちゃんこと”美空ひばり”がカヴァー。
ちなみに「月光値千金」という曲名バージョンもあるみたいで、
日本語バージョンもけっこういろいろあるとか。
人生はいろいろあるけれど、
月がキレイな9月の歌というコトで(笑)。



09. 「繋がったミュージック」思い出野郎Aチーム
『Share the Light』


いろいろ思い出だけが取り残される、
ファンクバンド”思い出野郎Aチーム”の新作アルバムから、
軽快でさわやかなラテンビートが気持ちいいこの曲を。
“山下達郎”や”EPO”など70’sシティサウンドを彷彿させる、
ナイスなさわやかラテンビートを。
ま、歌詞のとおり、音楽みたいにいろいろ繋いでいきたいものですなぁ。



10. 「リンダ」竹内まりや
『Souvenir~Mariya Takeuchi Live』


“竹内まりや”が”アン・ルイス”に提供したこの曲。
このライブバージョンでは、
アカペラでドゥーワップ的にセルフカヴァー。
もちろん、旦那のたっつあんも参加してます。
いや、ホント、この夫婦は怪物ですなあ。



11. 「Everything」弘田三枝子
『エッセンシャル・ベスト』


“Misia”の大ヒット曲をナーント!昭和の歌姫”弘田三枝子”が、
激ジャズでカヴァー。
イントロの極太ベースからの、野太いヴォーカル。
そして、鬼のスキャットと、
すべてが彼女のモノになっているのが、ホントにすばらしいです。



12. 「時には昔の話を」久石譲
『紅の豚 サウンドトラック – 飛ばねえ豚はただの豚だ!』


なぜか月夜にはむかしの思い出がふと蘇ります。
コチラは、映画『紅の豚』で使用された、
再録のピアノ&ストリングスバージョン。
オリジナルはだいぶ80’sシンセな感じで、
雰囲気がまったく違うのですが、
個人的にはコチラの方が好みかな。
すこし涼しくなりはじめて、
セツナさが倍増した夜に、
むかしの話をしてみるのもいいのカモ。





※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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