tokyo feature : November 22, 2019 @ 19:20
そうだ!比叡山へ行こう──『比叡山延暦寺でゲゲゲのゲ!』VOL.003
あなたのトーキョーライフに、ちょっとした贅沢をあたえられたなら──。
ココでは、『トーキョーマガジン』がかんがえる、トーキョーのあたらしいライフスタイルを提案していきます。
トーキョーフィーチャー “旅”では、「旅は道づれ世は情け、思いたったが吉日、そうだ!旅に出よう」ということで、ワタクシ、カネコヒデシがじっさいに旅した土地を、独断と偏見をもってご紹介する”旅”シリーズ。
“旅”はココロを豊かにし、叡智を育む。
旅ゆけば、かならずや人生がみえてくるハズ。
そう!人生は”旅”なのです
旅に病んで 夢は枯れ野を かけ廻る(松尾芭蕉)
今回は、2021年に伝教大師1200年大遠忌をむかえる「比叡山延暦寺」へ。
計画的無計画無鉄砲な旅の軌跡をお贈りします。
『比叡山延暦寺でゲゲゲのゲ!』VOL.003
ワタクシ”カネコヒデシ”が、勝手気ままにトンデモハップンな旅ライフをお贈りする旅シリーズ『そうだ!比叡山へ行こう』の第3回目。
今回の目的は、伝教大師”最澄”によってひらかれた”母なる山(母山)”、「比叡山延暦寺」にて、現在開催中の絵画展『ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展』のメディア関係者向けの内覧会への強行(?)取材。
「比叡山延暦寺」では、”最澄”が還化されて2021年の令和3年で1200年をむかえるにあたり、現在、さまざまな催しを開催中で、『ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展』はその一環として、普段は公開されていない「大書院」にて2019年12月8日まで開催中というワケなのです。
そんなワケで、絵画展の内覧と勝手な取材もブジ終了。
とりいそぎ、気になる「延暦寺」自体をいろいろと散策しようと、おとなりにある「延暦寺会館」へ。
トップ画像は、「延暦寺会館」正面入口に設置されていた、まさかのブームにのっとったゆるキャラ”しょうぐうさん”。
「古いものを伝えていくには、つねにあたらしいモノをいれていかなければ伝わっていかない」と、先の”今出川行戒”参拝部長のおコトバをおもいだし、「フムフム、なるほどな!」とおもいながらも、入館するオジさん、オバさんたちのカッコウの”映えスポット”となっている現状を目の当たりに。
会館横に駐車場があり、ソコからの風景が広大な琵琶湖を一望できるという、コレまた絶景で、いろいろと生まれた雑念が一掃され、癒されたのでありました。
「延暦寺会館」では、「ゲゲゲの鬼太郎」とのコラボレーションしたラテを飲めるカフェ(喫茶店)や、コラボグッズなども買えるおみやげ屋さんなどもあったのですが、この広大な「延暦寺」をまわるには時間がなさすぎたので、今回はササッとおみやげ屋さんだけ見て、「延暦寺会館」をあとに。
さて、「比叡山延暦寺」は、「東塔」、「西塔」、「無動寺谷」、そして「横川」のおおきく4つのエリアにわかれており、ひと言で4つといえど、けっこうな、、、というか、メチャクチャ広大なので、とりあえず、現在いる「東塔」エリアを。
「東塔」エリアは、延暦寺発祥の地で、本堂にあたる根本中堂を中心とする区域。
とりあえず、来た道を引き返し、「大書院」前へ。
ソコには、世にも恐ろしげな急すぎる石の階段が。
「文珠楼」とのサインがあったので、とりあえず階段を上る(登る?)コトに。
コレがおもいのほか、いや!見た目どおりのキツい階段で、映像でもわかるとおもいますが、登りきって「文珠楼」が見えたときには、すでにヘトヘト。
さて、「文珠楼」は、門のような二階建ての建物で、左右の柱てきな部分は階段となっており、映像の左がノボリで、右がクダリ。
貞観6年(864年)に創建され、その後幾度も焼失したけど、現在の建物は寛文8年(1668年)のものだそうで、大津市の指定文化財。
建物内の撮影は禁止とのコトで、とりあえず靴を脱いで右の入口から建物の中へ。
中に入ると、階段、、、というよりハシゴに近いモノが。
意気込んでノボリはじめると、中程で石の階段からのダメージか、右太ももの裏側に激痛が(笑)。
息もタエダエ、ナンとかノボリきり、なんとか2階へ。
2階には「文殊菩薩」が安置。
「足がつって降りれなくなってはこまる!」とのおもいから、ご挨拶もホドホドに左のクダリの階段(ハシゴ)で、手すりを頼りにユックリと降りたのでありました。
あまりの辛さに、全体の写真を撮るのを忘れてしまったホド。
さて、来た道と同じ階段をくだり、「根本中堂」方面へ向かうと右手に「大黒堂」が。
この「大黒堂」、”最澄”が比叡山へのぼった折、この地において大黒天を感得したと伝わる霊域だそうで、「日本の大黒天信仰の発祥の地」という、まさに最重要施設。
最重要施設ながら、「文珠楼」からの足の痛みと疲れのせいか、あっさりと写真を撮り忘れ。。。
コチラもご挨拶もホドホドに、時計を見ると13時30分をまわったところ。
つづけて見回りたいのもヤーマンヤーマンでしたが、”腹が減っては戦もできぬ”というコトで、「ドコかで栄養補給をせねば死ぬ!」とおもいながら、ウロウロしていると、「大黒堂」向かいにある「一隅を照らす会館」なる場所にそばの看板を発見。
とりあえず、一目散になかにはいると、どうも地下1Fにそのそば屋はあるらしい。
地下に降りると、「鶴喜そば」なる入口。
店内にはいると、、、なんだろう、コギレイなイートインスペースのような。。。
その左手には、、、
券売機。
「とりあえず、ココは「比叡山そば」でしょ!」というコトで「比叡山そば」(あたたかいヤツ)と、とても気になった「寿司ご飯」なるものをポチッとな。
カウンターでオネーさんに食券を出すと、番号ふだをわたされ、順番待ち。
番号をよばれ、取りにいくと。
コチラが「比叡山そば」(あたたかいヤツ)と、気になった「寿司ご飯」。
スめしに錦糸たまごとグリーンピース、紅ショウガがノッかっている、超シンプルなモノでした。
そばの方は、山菜とあげ玉、そしてフという、三権分立のシンプルタイプ。
気になるアジの方は、出汁が効いてる、濃い口なモノかとおもいきや、、、超薄口。
「そうかー、なんだかんだ言ってもお寺だから精進料理的なアレか〜」などと、勝手にうんうんウナづきながら、七味唐辛子をドサっといれてしまったワタクシ。
しかし、食べながら店内を見回すと、けっこう外国人観光客がおおいのねー。
日本語でしか書かれていないメニューボタンに四苦八苦しながら、券売機のボタンをポチっと押すカレら。
しかも、食券をブジ買い終えたところで、「はい!ニジュウイチ番の方〜!」とわたされた番号ふだの番号を日本語で呼ばれるという、超難関のリアルジャパニーズスタイル。
オドオドしながら違う番号のふだを見せて、オネーさんに怒られるユーのスガタも。
「グローバルやね〜」、、、なんて、つまようじをくわえながら、ひとり感慨にフケっておりました。
さて、とりあえず腹ごしらえ終了というコトで、現在いる「一隅を照らす会館」の向かいにある、この「延暦寺」の中枢である本堂「根本中堂」へと向かうのですが、、、
ソレはまた別のおはなし。
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