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ブラインドからのぞき見た世の中 : November 30, 2019 @ 18:57

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.312『政治的宗教か、宗教的政治か』



えー、さてー、トーキョーは11月末にして一気に冬模様と化し、極寒の最終週末となっているトーキョーですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?


元総理大臣の”中曽根康弘”氏が亡くなりましたね、
101歳だったとか、、、いやはや大往生ですな。

タカ派で保守政治家。
なんともの分かりやすいゆるぎない政治信条がありながらも、
ムリヤリな強行姿勢をとるワケでもなく、
なんとなーくウマーくやりこなしていた、
言い方がワルいですが、うまく妥協点を見つけていたというコトなんですが、
そういう政治をヤラれていた方だったと、
記憶しております。

内需拡大を謳いつづけた政治家でもありますね。
昭和の巨星。
ご冥福をお祈りします。


昭和の政治家はカッコよかった!
そして、いまの政治家は。。。

というワケで、
そんなにうまーくやりこなせていない現アベ政権。


『桜を見る会』も完全にツメ将棋の佳境にはいりはじめているような気がしますが、
個人的には、反社会的なんちゃらの件は特に興味がなく、
要は選管法を違反しているのかどうなのか?
自身の営利目的のために税金をつかったのか?
という点です。

違反していれば、隠ぺい行為ふくめ、まちがいなく重罪です。
法はどのように作用するのかが焦点なのかなーと。


トにもカクにも与党側、官僚側のイイワケ感があまりにも幼稚でヒドすぎます。
オトナとしてハズかしすぎ!

スガさんなんて、
あんなスガスガしい顔して、
平然とトンチンカンなウソを公式な会見で言うって、、、
ホントどうかしてますから。

そして、メンドーなのは、
いまだにアベちゃん政権を擁護している取り巻きの政治屋のみなさんですかね。

地域の年寄りが喜ぶ、、、とか、
そんなくだらないコトより、、、とか、
論点がぜんぜんちがうですから。

コトの本質を理解していないか、
アタマがワルくて理解できなのか。

そんなアホな政治屋を地域の代表として選んだヒトにも、
責任はありますからね。

そのための選挙なんですから。


それにしても、現在までの一連のやり取りというか、
平然とウソとわかるような隠ぺいを公式会見で発表したり、
はたまたモリカケ問題もふくめですが、
90年代後半のオウム心理教による一連の事件関連を、
なんとなーくおもいだしてしまいましたよ。


教祖で尊師ある”麻原 彰晃”こと”松本 智津夫”氏のぼんやり言ったコトバに、
教団のエラい立場にあったみんなが、
忖度して行動をおこす。

当の本人は、モノゴトをはっきり言ったわけではないので、
言ってないで済まされるという状況。

毎度のスガ官房長官の会見なんて、
当時、オウム心理教の広報だった”上祐史浩”氏がテレビ討論などでやっていた、
“ああ言えばこう言う”のスタイル”ああ言えば上祐”感が出てきております(笑)。

いや、すでにその域に達してますな。


もう政府が宗教なのか、宗教が政府なのか、
分からない状態ですよ。

教祖&尊師=総理の図が見えてしまって、、、
なんとも滑稽で、そして残念でならないです。

もちろんもともと政治なんてモノは宗教からはじまっていますから、
カタチ的にはまちがいはナイのカモですが、
もう時代もナニもかもちがうワケですからね。

ま、セクシー環境相的に言えば、
「そんな宗教ばなしはヤボです」で済まされちゃうカモですが(笑)。。。


そんなワケで、
今回の一連のもろもろの件、
ワタクシは、政治化した宗教も、宗教化した政治もいらなくて、
「もうちょっとチャンとヤローよ!」と、
「ヤラない(もしくはヤレない)なら辞めてもらってケッコウ」と
おもってしまいましたが
みなさんはどのようにかんがえますか?



ハチャトゥリアン楽団「うそつきのワルツ」




旅路 良



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