TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

tokyo feature : July 31, 2020 @ 16:54

トーキョーシティポップス Vol.90──It’s A New Day



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2020年7月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「新しい一日」です。


アッという間に8月ですよ!奥さん!!


それにしてもコロナッチの勢力におされっぱなしの世界情勢。


そして明けるのか、明けないのか、分からなくなってきたニッポンの梅雨空。

ナツは、、、あるのでしょうかねー?

まあ、ワタクシのなかではすでにナツは終わっているので、
アレなのですが。

季節感もなく、明日もみえなく、
なんともスチャスチャダラダラとすごしてしまった7月です。


そんなワケで、今回は明日はドッチだ!?明日を見い出すためのヒントとなる、なんとなくダラっと、ふんわりグルーヴィーなサウンドを選曲。


明日へと生きるアナタためのBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。







July『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.90 -It’s A New Day-』






01. 「ドゥビドゥWhat?」スチャダラパー
『シン・スチャダラ大作戦/S盤 特典CD「ゆったり畳で和みスチャ」インスト盤(和楽器)』


“スチャダラパー”活動30周年を記念したアルバム『シン・スチャダラ大作戦』。
コチラは、S盤に付属する付録CDの中から、
「ドゥビドゥWhat?」の和楽器カヴァーを。
しばらくお会いできていない方々に
「最近どうよ?」的な選曲です。
とにかくユルい!
ユルく生きたい!!
ダラっとスチャっと生きたい!!!
そんなコロナな日々を送るアナタに。



02. 「南国列車(VIDEOTAPEMUSIC Remix)」CRAZY KEN BAND
『南国電影/南国列車』


それにしても不快な湿気の日々がつづくトーキョー。
まるで南国、、、というよりジャングルにいるかのような。。。
そんな感じで、”CKB”の「南国列車」を”VIDEOTAPEMUSIC”が、
ムダにダブダブ、銭湯感?風呂感??あふれる雰囲気にリミックスしたコチラをドーゾ!



03. 「ニホンゴ」ASA-CHANG&巡礼
『事件』


ニッポンを代表する音楽家”ASA-CHANG”ひきいる、
実験的音楽集団”ASA-CHANG&巡礼”。
コチラは、台湾人女性”Sunny Wu”の声をサンプリングし、
別の言語から日本語に再構築したという、
もはや”ASA-CHANG”発祥の伝統芸能と言っても過言ではないですなw。
とにかく、コレ、かなり衝撃的!
まさに事件なアルバム『事件』から。



04. 「PLEOCENE」髙城晶平
『ミッドナイト・ランデヴー/PLEOCENE』


“cero”のヴォーカル、”髙城晶平”くんによるソロ作品。
このケムリにまかれた感あふれるスモーキーでジャジーなサウンドと、
高城くんのスィンギーでハイトーンな声とのマッチングがすばらしすぎ。



05. 「ただ時が経っただけで」森広隆
『並立概念』


からの、目が覚めるようなギターのカッティングがすばらしい、
シンガーソングライターの”森広隆”氏。
タイトなドラムにブリッブリのベースがたまらない、
ナイスなグルーブ感のファンキーサウンド。



06. 「Catchfire」ケンネル青木
『CHAPTER 2』


孤高のスティールパン奏者、”ケンネル青木”さんが、
ステイホーム期間中につくりあげたアルバム『CHAPTER 2』。
そんな中からトコナツ的な「Catchfire」を。
空模様と一緒のどんよりな気分をスカッと晴れた気分にさせてくれます。



07. 「遊泳」YONA YONA WEEKENDERS
『街を泳いで』


最近、オススメの”YONA YONA WEEKENDERS”。
彼らのEP『街を泳いで』から。
雨と湿気で、
まるで街を泳いでいるかのような昨今。
曲のイメージとしては、
スカッと晴れた夏の正午感がありますが、
個人的には雨と湿気にヤラレながら、
街を徘徊している感じだったりしますw。



08. 「球体の奏でる音楽(インストゥルメンタル)」小沢健二
『球体の奏でる音楽』


“オザケン”が1996年にリリースしたコチラ。
とにかくポップな彼から、
こんな暗くて実験的な楽団サウンドをリリースするとは、
当時はまったく思いもよりませんでしたが、
とにかく、もう25年以上も前の音なのに、
コレがいつ聴いてもイロあせないサウンドなのがすばらしすぎ!
まさに”球体の奏でる音楽”なんだなー。



09. 「New Days」FNCY
『TOKYO LUV』


テーマの”It’s A New Day”つながりで、
“ZEN-LA-ROCK”と”G.RINA”、”鎮座DOPENESS”の3人による
ファンシーなファンシーユニット”FNCY”の「New Days」。
エレクトロファンクなトラックと、
昨今の現状を反映したカレらのリリック。
さまざまな想いがつまったコトバがあふれる瞬間。
注耳は、ゼンラくんのラップパート。
まさにそんな感じだよね!という内容に、
すっかり共感してしまっているワタクシがいるワケですw。



10. 「Lazy Boy feat. MGF」DJ HASEBE
『Wonderful Tomorrow』


すでに大御所になってしまっているトラックメイカーの”DJ HASEBE”氏。
そんなカレがDJ活動30周年を記念して、
18年ぶりとなるアルバムをリリース。
コレがねー、ホントにスバらしいいちまい。
そのなかから、
KSK, 1010, Japssyの3MCによるラップクルー”MGF”をフィーチャーしたコチラを選曲。
コロナショッキングでイロイロ状況がアレで、
スチャスチャダラダラな毎日を送るLazyなBoyに贈ります。



11. 「It’s A New Day Piano session with SWING-O」RHYMESTER
『The R ~ The Best of RHYMESTER 2009-2014 ~』


ワレらがキング・オブ・ステージこと”ライムスター”。
今回のタイトル曲ですな。
コチラはカレらが2013年にリリースした「It’s A New Day」の、
“SWING-O”氏とのピアノセッションバージョン。
ピアノバージョンの方が、
どんよ〜りなくもり空がつづくいまのトーキョーの雰囲気と
なんとなくあっていると思いまして、、、の選曲。
それにしても7年前の曲ですが、
いまとシンクロしすぎるリリックがココロにひびきます。
というコトは、7年間ナニも変わっちゃいないってコトなんでしょうねー。
「明日へのヒント昨日に探して」、、、
まさに明日を変えるコトバ。



12. 「Blue feat. 田我流」EVISBEATS
『HOLIDAY』


2020年7月の大トリは”EVISBEATS”氏のコチラ。
うつくしいピアノに、
元ネタが思い出せないけれどサンプリングされたアーバンなサックスのブロウ、
そして、昨今の日本だったり、世界だったりの情勢に対して、
ボクらのあふれ出るようなココロの叫びをつづったリリック。
“田我流”氏の流れるようなコトバの数々がスバらしすぎる一曲。
どこまでもブルー、はてしなくブルー。




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Comments are closed.

Trackback URL