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tokyo feature : September 30, 2020 @ 17:50

トーキョーシティポップス Vol.92──Ennui Moonlit Night



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2020年9月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「アンニュイな月夜」です。


気がつくと2020年も9月で、のこりわずかとなってしまった今日このごろ。


一年でいちばん月がキレイな月だというのに、酷暑&雨で、後半も後半にやっと秋晴れの気持いい日。

ムーンライトが気持よすぎです。


それにしても歳のせいか酷暑があまりにもキツすぎて、急にすずしくて気持いい日がくると、タダでさえやる気なさ夫なのに、さらにアンニュイになってやる気が失せますね。。。

いや!ソレはワタクシだけではないハズ!!
と、思いたい!


そんなワケで、今回はアンニュイなアナタに贈る、アンニュイな月夜にぼんやりと聴きたい、チルチルミチルなグッドミュージックを選曲。


ダラ〜、ボヤ〜、としているアナタためのBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。







September『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.92 -Ennui Moonlit Night-』






01. 「BLUE feat. kojikoji」LUCKY TAPES
『BLUE』



“高橋海”、”田口恵人”、”高橋健介”の3人組みの”LUCKY TAPES”。
コチラは、シンガーソングライター”kojikoji”をフィーチャリング。
“高橋海 “と”kojikoji”の力の抜けきったアンニュイなラップが、
いまな感じでなんともイイのです。



02. 「アルプスへGO!」YONA YONA WEEKENDERS
『夜とアルバム』



最近、チマタのシティポップファンに人気の”YONA YONA WEEKENDERS”。
彼らのファーストEP『夜とアルバム』から、
最初の導火線的に人気となったこの曲を。
アンニュイでアーバンなサウンドがたまらないのです。
それにしてもなぜアルプスなのか??
それは歌詞を聞いてチョってコトで。




03. 「SHEEP」YOHLU
『YET YONDER YEARNING』


福岡のシティサウンドの雄、”YOHLU”。
先日のレコードストアデイ(RSD)のファーストで、
7インチ化されたコトでその編のヒトビトにもヒビキはじめた彼ら。
ナイスでマッドなメロウ感がアンニュイですなー。



04. 「Little Happy feat. ASOBOiSM」DJ HASEBE
『Wonderful tomorrow』


“DJ HASEBE”氏のデビュー30周年記念アルバムから、
ラッパーでシンガーソングライターの”ASOBOiSM”をフィーチャーしたコチラ。
ちょっとした幸せが毎日をハッピーに、
そしてたのしくしてくれるという、
ナウなヤングたちにはぜひとも聴いてほしいメッセージトラック。
彼女のアンニュイなラップもまた、
チカラの抜けたダラダラ感があっていいのです。
ダビーなトランペットの音がココロにヒビキますな。



05. 「The Detective」Ogawa & Tokoro
『Shinmaiko』


名古屋の大学生2人による宅録ユニット”Ogawa & Tokoro”。
カレらの配信EPから、
ナイスでアンニュイなフュージョン感ある
アーバンブギージャズですな。
コレ、ホントにヤバい!



06. 「夕凪、慕情」碧海祐人
『逃避行の窓』


新進気鋭のアーティスト”碧海祐人(オオミマサト)”。
先日リリースしたEP『逃避行の窓』から。
ジャジーでライトで、メロウなコチラを。
カレの声とサウンドのこのアンニュイな感じ、
かなりたまらないです。



07. 「ノーウーマンノークライ」iwao
『ウクレレ・ジブリ』


世界の”ボブ・マーリー”の名曲ですね。
コチラはジブリの短編映画『ギブリーズepisode2』で使用されていたとのコトで、
ジブリのサントラをウクレレでカヴァーした『ウクレレ・ジブリ』に収録。
この”iwao”さんというアーティスト、
なんか名前を聞いたコトがあるなとおもったらやっぱり!
じつは80年代にシンガーとしてデビューした知る人ぞ知る”山口岩男”さんだったのでした。
この脱力感あふれるウクレレインストによるカヴァー、
かなり秀逸です。



08. 「帰れない二人」キミーゴ a.k.a qimygo
『らんどすけいぷ』


“井上陽水”の1973年の名曲「帰れない二人」を
シンガーソングライターの”キミーゴ”が、
スカでナイスカヴァー。
アンニュイな歌詞とマターリな裏打ちスカビートが、
湿気の抜けた風の気持ちイイこの季節にピッタリ!



09. 「ラヴ・スコール」Yuji Ohno & Lupintic Five with 今井美樹
『Feelin’ Good』


今年もとにかく雨がおおかったですねー。
そんなワケで、雨の代表曲といえば、
TVアニメ『ルパン三世』のサントラとしてもおなじみ、
“大野雄二”さんのコチラ。
愛のスコールといいつつも、
激しい雨の感じではありませんがね。
それにしても、
“今井美樹”のアンニュイでシットリとしたヴォーカルがホントすばらしい!



10. 「Summer We Know(Summer Meadow Dub)」VIDEOTAPEMUSIC
『The Secret Dub Life of VIDEOTAPEMUSIC』


ぼんやりエキゾサウンドでおなじみ、
“VIDEOTAPEMUSIC”氏のアルバム
『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』に収録されていた
「Summer We Know」のSummer Meadow Dubヴァージョン。
アンニュイでさびしすぎるピアニカの音が、
あふれんばかりのアーバンサウダージ感。



11. 「いとおしい色」イノトモ
『inotomo 20th best 1998-2018』


シンガーソングライター”イノトモ”が、
活動20周年にリリースしたアルバムから。
コチラはCD版のみに収録されたボーナストラックで、
短編映画『カラフル』のエンディングテーマ。
ギター一本の弾き語りで、
彼女のアンニュイなヴォーカルがすばらしい一曲。



12. 「今宵の月のように」田島貴男(ORIGINAL LOVE)
『エレファントカシマシ カヴァーアルバム3 〜A Tribute to The Elephant Kashimashi〜』


いまではダレもが知っているこの曲。
“ORIGINAL LOVE”の”田島貴男”さんがグッドカヴァー。
アンニュイなオトコの、
アンニュイな曲ですな。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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