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ブラインドからのぞき見た世の中 : January 26, 2022 @ 19:59

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.362 『模倣者は模倣する』



えー、さてー、世界的にコロナッチが猛威をフルう最中、世界のパワーバランスが崩壊寸前という今日このごろ、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。


しかし、全国のコロナッチの感染者数があっちゅーまに7万人を超えましたなー。
予想通り早かった、、、
というより、
予想以上に早すぎでしたね。

各地の医療機関もすでに逼迫しはじめているようですし、
そろそろKJS発令でしょーなー。

キッシー、および自治体の長たちは、
現状をどのように考えているのでしょうかね??



ということで、
今回は模倣者、
いわゆるコピーキャットについて。


2021年末あたりから、
無差別殺人?
いやむしろテロ??
の模倣的事件が連続しておこってしまいましたなー。

ひとつは2021年8月6日に起きた『小田急線刺傷事件』、
そして、2021年10月31日に起きた『京王線刺傷事件』、
さらに2022年1月15日の『東大受験生殺傷事件』の3つです。

結構、近々の事件でしたので、
詳細はググれって感じにしていただくとして。

簡単に説明すると、
『小田急線刺傷事件』は、
小田急線の電車内で容疑者の隣に座っていた女子大生の乗客を突如刃物で刺し、
その後も他の乗客に襲いかかって切りつけるという事件。
容疑者である36歳のオトコは、
「幸せそうな女性を見ると殺したくなった」という理由とともに、
「電車に乗り合わせたやつらの運が悪かった」という供述までしていましたね。
“火をつけようとサラダ油をまいた”という行為が、
ニンともカンともな残念感とともに、
さびしくココロの記憶にのこっております。
結局のところ、
自身の人生へのヤケクソ感から犯行におよんだのではないかと、
いわれていますね。


そして、『京王線刺傷事件』。
2021年10月31日のハロウィンの日に、
ジョーカーの格好をした25歳のオトコが、
京王線内で72歳の男性乗客を刃物で刺し、
その後、ライター用のオイルを車内にまき、
火をつけて火災までおこすという事件でした。
容疑者の男によれば、
「小田急線の事件ではサラダ油で火が着かなかったので、
ライターオイルをつかった」と、
『小田急線刺傷事件』を参考にしたコトを供述。
ネット上では、事件を起こした直後、
車内でタバコを喫う姿の動画が流れていましたな。
コチラの事件も、
どうも人生へのヤケクソ感からの犯行とされています。


さらに
2022年1月15日のセンター試験会場であった東大キャンパス前でおこった、
『東大受験生殺傷事件』。
名古屋市内在住の17歳の男子高校生(センター試験の受験生ではない)が、
受験生をふくむ3人を刃物で切りつけたという事件。
男子高校生は、
メトロ南北線の東大前駅の構内で木片を燃やす放火まで行ったとか。
コチラも勉強がうまくいかず、
「勉強がうまくいかず、
医者になれないなら、
人を殺して罪悪感を背負って切腹しようと考えた」
との供述からもわかる通り、
完全に人生へのヤケクソ感からの犯行ですよね。
そして、結局南極、切腹なんてしないんです。


今回のケースでいうと、
『東大受験生殺傷事件』は『京王線刺傷事件』を、
『京王線刺傷事件』は『小田急線刺傷事件』を模倣しているワケです。

しかし、ワタクシ個人として考えているこれら事件のオリジナルは、
おそらくコノ事件ではないかと。


2018年6月に起こった『2018年東海道新幹線車内殺傷事件』。
東海道新幹線「のぞみ」の車内で、
当時22歳のオトコがナタで女性乗客に襲いかかり、
止めに入った会社員が死亡したという、
ナンともいたましい事件。
容疑者のオトコの望みは、
「無期懲役刑になり、一生刑務所に入ること」だったと。
ちなみに、初公判では、
幸い命をとりとめた乗客に対して「残念ながら殺し損ないました」と答え、
殺害した会社員の方に対しては「見事に殺しきりました」と答えたそう。


まあ、
『小田急線刺傷事件』のサラダ油のオトコがこの事件を参考したか、
などの情報はありませんがね。


これらの事件で、
犯人に共通しているのが、
目的が”人を殺し、死刑になる”という点。

つまり
「死にたいけれど、
自分ひとりで自殺は出来ない。
だからヒトを殺して死刑にしてもらえばラクかな」と、
まあそんなところでしょう。

“ヒトをキズつけるコトでジブンがラクに救われる”という、
愚かな希望を持つヒトたち。

コレ、昔からいる部類の人種なんですけれど、
ナンなんでしょーか。


そして、そういう流れをまず安易に模倣しはじめるのも、
こういう人種の方々だったりします。

コレ、じつはよく調べると、
結構なケースであてはまるのも
オドロキモモのキだったりするのですが(笑)。


とはいえ、
これだけ連続して模倣犯がでるってコトは、
今後も出てくる可能性の方が高い。

しかも、現状のコロナ禍における世の中的な圧迫感というのも、
もしかしたら出やすい要素になっているのかもしれませんな。


結局南極、
ジブンの身はジブンでしかマモレズ、
トナリに無関心ではいけない、
そういう、
フェーズの時代に移ってきたという状況なんでしょうね。


そんなこんなで、
今回の模倣者たちによるコレらの模倣された事件、
ぶっちゃけ「死にたいならヒトリで勝手に死ねよ!」と、
ワタクシはおもいましたが、
みなさんはどのようにかんがえましたか?




ウワノソラ「恋するドレス」




旅路 良



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