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tokyo feature : June 29, 2022 @ 20:53

トーキョーシティポップス Vol.113──Take a break



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2022年6月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「ちょっと一息」です。


あっという間に、2022年も後半戦。

まさに魔がさしたのか、
いや、さしてませんが(笑)。


それにしても、
戦争、コロナ、円安、原油価格高騰、物価上昇、衆院選、梅雨明け、、、
日々めまぐるしすぎて、
ソロソロちょっと一息つきたいところですな。


というコトで、
今回は、このナンともせわしない世界でマターリ&ユターリとできる、ちょっと一息的な音楽を。

アナタにとってブレイクできる時間になっていただければ、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






June『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.113 -Take a break-』






01. 「三百六十五歩のマーチ」T字路s
『COVER JUNGLE 1』


ヴォーカル&ギターのタエちゃんこと伊東妙子と、
ベースのシノさんこと篠田智仁のデュオ”T字路s”のふたりが歌う「三百六十五歩のマーチ」。
オリジナルは、アタリマエダの”チータ”こと”水前寺清子”。
リリースは、驚きの1968年。
それにしても半世紀以上も前の歌に、
こんなに元気づけられるとは。。。
まさに人生の応援歌って感じで、
ジメジメ、ムシムシしている今月はこの曲から。



02. 「スチャやんとネバやん」スチャとネバヤン
『ネバやんとスチャやん』


イロイロチカラの抜けた”スチャ”のラップに、
風呂感あふれる”ネバヤン”の歌詞。
風呂だね、風呂。
風呂ロック、いや風呂ソウル。
とにかく「ちょっと風呂入りたいよね!」ということで。



03. 「嬉野チャチャチャ」VIDEOTAPEMUSIC
『嬉野チャチャチャ』


コチラは風呂つながり、、、
風呂というか、温泉だけど。
“VIDEOTAPEMUSIC”が、
佐賀県嬉野市(うれしの)の老舗旅館「旅館大村屋」に滞在し、
今後100年は歌い踊り継がれるであろう、
湯の町のシティ?ローカル?サウンドを制作。
透明感あるボーカルは、
個人的に注目の”mei ehara”。
極上のちょっと一休み感。



04. 「Trans Europe Express」ONEGRAM
『Random Access Music』


レゲエバンド”ONEGRAM”が、
ナーント!”クラフトワーク”の名曲「Trans Europe Express」を、
ズンドコレゲエビートでカヴァー。
旅といえば特急!
テーマは旅ではないけれどね(笑)。
ちょっとドコかに行きたい、
そんな思いから。



05. 「AD2200」冗談伯爵
『ONE』


“前園直樹”と”新井俊也”による音楽ユニット”冗談伯爵”のアルバム『ONE』から、
西暦2200年をイメージした「AD2200」を。
結局南極、ミライはナニもナイってコト、、、
なのかな。



06. 「Solar Strut」ROOT SOUL
『FREAKY POWER』


孤高のファンキー職人”池田憲一”によるソロ・プロジェクト”ROOT SOUL”。
ミドルメロウなビートに、
野太いベース、
ド派手なホーン隊。
疑いようのない、
グッドファンキーサウンド。



07. 「影になって」田中裕梨
『CITY LIGHTS 3rd season』


ジャズバンド”BLU-SWING”のヴォーカリスト”田中裕梨”が、
80年代のジャパニーズ シティーサウンドをカヴァー。
コチラは、泣く子も黙る!”ユーミン”の名曲を、
いい感じのジャジーアレンジでカヴァー。



08. 「青い魚」キミーゴ a.k.a qimygo
『らんどすけいぷ』


“金延幸子”の名曲「青い魚」を、
フィメールレゲエ ヴォーカリストの”キミーゴ a.k.a qimygo”が、
ラヴァーズロックアレンジでカヴァー。
個人的には、
ラヴァーズロックというよりは、
アーヴァンメロウなAORに近いかな。
“キミーゴ”のアンニュイなヴォーカルも素晴らしい。



09. 「カルアミルク(Live)」クラムボン
『3 peace ~live at 百年蔵~』


“クラムボン”の3人が、
ニッポンの”プリンス”でおなじみの”岡村ちゃん”こと”岡村靖幸”の名曲、
「カルアミルク」をカヴァー。
コチラは福岡の博多百年蔵という酒蔵で、
2006年に公演したときのライブバージョン。
会場の音の響きがサイ&コーすぎて、
思わずナミダがホロリ。



10. 「Bao Shen」サケロックオールスターズ
『トロピカル道中』


“星野源”、”ハマケン”こと”浜野謙太”、”伊藤大地”くん、
“田中馨”くん、”野村卓史”によるインストバンド”サケロック”が、
“高田漣”、”ASA-CHANG”と結成した”サケロックオールスターズ”。
ドラの音からはじまる、
ちょっとオリエンタルチックでトロピカルチック、
マッタリ de ユターリな一休みサウンド「Bao Shen」を。
そういえば、
“サケロックオールスターズ”って、
コレいちまいだけしか出していないような。。。



11. 「SUNDAY MORNING」土岐麻子
『WEEKEND SHUFFLE』


“マルーン5″の世界的激ヒット曲を、
“土岐麻子”ちゃんがアーヴァンジャズアレンジでグッドカヴァー。
ちなみに、この歌詞って、
みなさんどんな歌詞か知ってますかね?
おかしくなりはじめた世の中、
イロイロと憂鬱な日々を贈るなか、
唯一の救いは恋人だけって、
まさにイマココなんじゃないの?ってことで。



12. 「RAINY」月の満ちかけ
『RAINY / 運命の人』


個人的に一押しユニット”月の満ちかけ”の雨の歌を。
梅雨、明けちゃったけどさ。



13. 「坂のある風景IV」田辺信一
『病院坂の首縊りの家 オリジナル・サウンドトラック盤』


コチラ、”市川崑”監督の”金田一耕助”シリーズ、
『病院坂の首縊りの家 オリジナル・サウンドトラック盤』から。
内容的にはけっこう暗い物語なんですが、
この「坂のある風景IV」は、
コーラスなども入って、
ミョーにポップ感がある。
まあ、坂道好きとしては、
ハズせない選曲です。



14. 「こぬか雨(Live)」山下達郎
『愛の灯 ~STAND IN THE LIGHT~』


梅雨、あっさり明けちゃったけどさ。
“伊藤銀次”、”シュガーベイブ”の「こぬか雨」をセルフカヴァー。
シットリと降る雨の日。
いろいろ疲れちゃったアナタに贈る、
一休みソングです。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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