ブラインドからのぞき見た世の中 : November 30, 2022 @ 19:37
ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.383 『ちぐはぐな人権』
えー、さてー、2022年ものこすところ1ヶ月、というコトで、年末感があるのか、ないのかわからない感じのトーキョーの今日このごろ、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
それにしても例のオリンピック汚職問題。
どんどん大手代理店にメスが、いや家宅捜査がおこなわれはじめていますねー。
そもそも裏金誘致ではじまったという、
すべてがナゾだらけのオリンピックでしたけれど、
ココまでカネカネカネだと、
もともと興味がないのに、
さらに興味がなくなってしまいましたよ。
一番かわいそうなのは、
人生をかけてがんばってきた選手たちですよ。
彼らにどう謝罪というか、つぐないするんでしょうかねー、、、
もうダレの手にも追えない状況にまでなってますけれど。
招致発表時にいたヒトたちも、
その後に関わったヒトたちも、
そしてダレもいなくなった、、、
いや責任を追えるヒトがいなくなっちゃった状況です。
あ!ヒトリいるか(笑)!!
ナゼか逃げとおせているオジイさんが。
しかし、
叩けばホコリ以上のものが出る国家プロジェクト。
この分だとサッポロもいろいろとヤバそうですな。
という感じで、
12月4日からは『人権週間』で、
12月10日は人権デーです。
この”人権”というコトバですが、
昨今のSDGsやら、多様性やら、ダイバーシティやら、
さまざまな動きから、
やっとここの国でも定着されはじめている、、、雰囲気ですな。
というのも、
多様性!多様性!!なんて、大騒ぎしているものの、
求人における募集要項には「染髪禁止」だの、
「服装指定」だの、
ヒトの個性を認めないような規定やルールがいまだに存在しています。
たとえば、
「染髪禁止」に関していえば、
「じゃあ、もともと黒髪で金髪にしている外国人はどーなのよ?」とか、
「その外国人は雇わないの?」という疑問が生まれるワケですし。
「清潔感ある服装」とかいいながら、
清潔感ある服装よりも、
汚れきったスーツを着ているヒトの方がいいとか。
そういう状況をみていると、
ナンだかなーとおもってしまうワケですよ。
さらに、いまホットな話題として、
例の某堀越学園堀越高校の男女交際禁止校則問題なんてのもありますね。
2019年に女生徒が4時間もの尋問を受け、
あげくのはてに自主退学までさせられたというニュース。
東京地裁は、
2022年11月30日に学園側に約97万円の支払いを命じる判決を下したとか。
いちばんの青春時代を台無しにされた上、
その金額がたったの97万円ですか。。。
その子の時間は返ってこないんですよ。
ココまでくると、
もう校則ではなく拘束ですな。
もちろん、
ヒトに迷惑をかける行為(暴力的な)は校則で取り締まるベキですし、
社会的なルールをそこで体感すべきでしょう。
でも、個人的な部分を抑制させるようなソレって、
なんかおかしくないですかね?
ワタクシ、中学生時代に某所から某所へと転校したのですが、
いちばんのショックは、
転校した瞬間に、
「男子は坊主」という校則に拘束されました。
当時は「イヤだな」とおもっていたのですが、
もう仕方がなくでしたよ。
おかしいコトをおかしい!と言っていたのですが、
それが普通のヒトにとっては、
おかしいコトではないというギャップに苦しんだ覚えがあります。
その反動なのかわかりませんが、
特にこういった人権の問題に関しては、
かなりセンシティヴになってしまったという経緯があるのですよ。
まあ、よかったのか、わるかったのか、、、いやよかったと思いたい。
って、自分のハナシ中心で恐縮ではありますがね。
いまいちど、「人権」について考えるベキかと。
そんなこんなで、
この人権週間で、
おかしいとおもえるモノゴトには「おかしい!」と言える社会へと成長してほしいなと、
それが健全な社会なのでは?
と、ワタクシはおもうのですが、
みなさんはどのようにかんがえますか?
美空ひばり「Again」
旅路 良
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