Movie Life : February 21, 2014 @ 14:21
MOVIE LIFE 126 『早熟のアイオワ』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 126 『早熟のアイオワ(原題:THE POKER HOUSE)』
大人になるしかなかった
□ストーリー
1976年、アイオワ州のカウンシルブラフス。
この何もないちいさな町でくらす14歳のアグネス。
彼女の家は”ポーカー・ハウス”。
その不法居住者の家には、夜になるとドラッグディーラーたちがポーカー賭博やセックス目的でやってくる。
しかも、母親はアグネスに売春を強要。常に危険にさらされた環境の中、幼い妹ふたりを守りながら、絶望の底で生き抜こうと必死にもがく。
しかし、さらなる過酷な事件が彼女をおそう──。
□オレ意見
評価:☆☆☆☆(満点は5個)
女優としても活動している”ロリ・ペティ”の自叙伝を、描いた本作。
“ロリ・ペティ”って、ダレだっけ?としらべてみると、あ、あの『ハートブルー』のはげしい子ね。
なるほど。
それにしても70年代中盤のアメリカはこんな感じだったのか。
たしか、ベトナム戦争が終わって、負けて不況時代に足をつっこんだ社会状況。
そりゃ、右をむいても、左をむいても、悪いヤツしかおらんね。
そんななかをたくましく生きる3姉妹。
劇中の音楽は、当時のゴキゲンなブラックミュージックが中心。
音楽とともにすすんでいく物語の構成もとてもいいね。
にしても、母親のダメっぷりはハンパない。
過酷すぎる青春時代をすごしていたのね、彼女は。
かといって、いまの時代も場所によってはあまりかわってないのかもなー。
14歳の少女の視点で、リアルアメリカを描いた、すばらしい作品。
2014年2月22日より、新宿シネマカリテほか、全国順次ロードショー!
『早熟のアイオワ』
監督・脚本:ロリ・ペティ
出演:ジェニファー・ローレンス/クロエ・グレース・モレッツ/セルマ・ブレア/ボキーム・ウッドバイン/
配給:アット エンタテインメント
宣伝:ビーズインターナショナル
オフィシャルサイト:http://www.at-e.co.jp/2013/iowa222
© The Poker House LLC 2009
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