tokyo feature : January 29, 2015 @ 20:10
トーキョーシティポップス Vol.24 ──take off to tomorrow
アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。
日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。
2015年1月のテーマは、「明日に向かって」。
2015年もはじまったばかりですが、もうすでにさまざまな問題が勃発。
さっそくコレかー、、、みたいな、くらーいニュースばかりですな。
でも、まだはじまったばかり、コレからじゃあないですか。
ということで、今回は、たのしく、笑いながら2015年をすごすために、まさに明日へのBGMとなれば、コレ幸い。
ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。
January『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.24 –take off to tomorrow-』
01.「冬へと走り出そう(ハグトーンズver.)」かせきさいだぁ
『ミスターシティポップ』
新年一発目は疾走感あふれるこの曲を。
1996年にリリースされたファーストアルバム『かせきさいだぁ』に収録されているこの曲を、
ニューバージョンとして2012年にリリースされた『ミスターシティポップ』に収録。
トーキョーの冬はコレから。
でも、こんな曲を聴きながら、街へと飛び出したい。
そんな前向き感ハンパない、ナイスなシティポップサウンドから。
02. 「Wander Lust」大貫妙子
『CARAMEL PAPA』
96年に発売されたドメスティックな音楽レーベル「PANAM」のオムニバスアルバム。
70年代の名曲がズラリのナイスなアルバムですが、そのなかから”大貫妙子”さんのこの曲を。
76年にリリースされたアルバム『Grey Skies』に収録。
アップテンポで、気持ち的にもかなりアガる曲の雰囲気がたまりません。
03.「淋しがりや」稲村一志と第一巻第百章
『Free Flight』
札幌が生んだシテイポップグループ、”稲村一志と第一巻第百章”。
アンニュイなミドルメローなジャジーな感じがとても心地よいサウンドになってます。
寒空のこの季節、淋しくて、なかなか「さよなら」はいえないですよね。
04.「雨あがり」冗談伯爵
『bird man/雨あがり』
“前園直樹”と”新井俊也”によるユニット”冗談伯爵”。
2015年にリリースされたばかりの7インチアナログから「雨あがり」を。
メローな喫茶店ロックサウンドがたまりません。
日だまり感がいいんです。
05. 「ぼくはちょっと」細野晴臣
『Hosono House』
日だまり感からの”ひなたぼっこ”というコトで、細野さんの1973年にリリースされたこのアルバムを。
このマッターリした感じは細野さんしか出せないんですよね。
そういえば、最近、アナログで再発しています。
ぜひ、手にいれてほしい名盤。
06. 「Water Wheel」疋田哲也+NIL
『Ferry』
エレクトロニックサウンドの金字塔レーベル「PROGRESSIVE FOrM」からリリースされた、この曲。
タイトルどおりの水の感じのノイズがとても気持ちいいんです。
あと、タブラっぽい音。
個人的に、シタールやら、タブラやらのインド楽器の音が、カラダに浸透するんですよねー。
07.「ヘリコプター」ザ・タイマーズ
『不死身のタイマーズ』
故”忌野清志郎”っぽいヒトがリーダーをつとめていた、ナゾの社会派バンド”ザ・タイマース”。
取材のヘリコプターはいっぱい飛んでいるのに、助けてくれない現実。
この曲、かなりケッサクです。
こういう曲って、いまはほとんどないんじゃないでしょうか。
表現者は、もっと社会に対しても表現すべき!と、
あらためて感じさせてくれるすばらしい曲です。
08.「まずは「墓」。」Sanabagun
『Son of a Gun』
シブヤのストリートから生まれた、大所帯ヒップホップジャズバンド”Sanabagun”。
彼らのピリ辛スパイスの効いた、ナイスなジャパニーズ冗談サウンド。
「メイクマネーするより、まずは「墓」」、まさにそいういうコトですわ。
いまや、お金を稼いだところで、死んだときに墓すらたてられない状況のニッポン。
「まずは「墓」」、「マザー○ァッカー」ってコトね。
とにかく皮肉タップリがいい感じです。
09. 「グッドラック」坂本慎太郎
『あなたもロボットになれる/グッド ・ラック』
“坂本慎太郎”の7インチシングルから、”野口五郎”の名曲カヴァー。
これがシンプルで、すばらしいトロピカルサウンド。
まさに「オトコはココロに、オーデコロンをつけちゃいけない」ワケですよ。
10. 「バイブレイション」BTB
『BACK TO BASIC ~俺とお前篇~』
最近おススメの”BTB”。
コチラは、”笠井紀美子”の名曲を、究極のアーバンメロウサウンドでナイスカヴァー。
このハンパないマターリ具合が、とてもいいんです。
作曲は、もちろん”山下達郎”さん。
11.「ソフトポップ」北園みなみ
『promenade』
最近、激オシの”北園みなみ”。
“Lamp”の制作にもかかわっているカレですが、このアルバム、かなりのクオリティ。
声が、若干”鈴木 茂”さんに似ているのも、イイネ。
12.「LOVE TALKIN’」山下達郎
『COME ALONG II』
もう説明不要の達郎さんの名曲ですな。
しかし、ラジオ番組をコンセプトにした『COME ALONG II』に収録されたバージョン。
コチラは、イントロ部分にムダに”小林克也”さんのラップというか、MCというか、、、まあラップ入りなのです。
そのラップがまたいい。
13.「Lum’s love song」akakage
『Peace Maker』
DJでプロデューサーの”伊藤陽一郎”氏のソロプロジェクト”akakage”の新作から。
その名の通り、アニメ「うる星やつら」のテーマ曲。
コレを陽気なニューオリンズジャズ サウンドでカヴァー。
14.「明日笑えるように」保利太一
『ゆとり』
ゆとり世代の第一人者、いや第一ゆとり容疑者、いやいや”ゆとりジェネレーションズ”の超新星、”保利太一”さんのアルバム『ゆとり』から。
ジャズっぽい雰囲気のサウンドに、ソウルフルなヴォーカル、そして、よくわからないけれど前向き感ハンパない歌詞。
すべてにおいてすばらしい、パーフェクトです。
15.「幸せハッピー」木津茂里
『SHIGERI BUSHI』
細野晴臣(H)、忌野清志郎(I)、坂本冬美(S)によるユニット”HIS”の名曲を、民謡歌手”木津茂里”がカヴァー。
アナタにとって大切なものとは?アナタにとって幸せとは?
それがより問われる時代にはいったのかなと。
そういえば、木津さんの”こぶし”の効いた感じが、坂本冬美っぽい雰囲気はありますな。
やはり、この曲は”こぶし”が効いたボーカルの方があっているのかな。
ちなみに、細野さんも参加してます。
16. 「peace & love」Takumi Kaneko
『Unwind』
“cro-magnon”のキーボーディスト”金子 巧”がリリースした、ピアノソロアルバムから。
2015年、世界に必要なコトバ、まさに「平和と愛」でしょう。
いろいろな問題が、平和的に解決してくれるコトをねがって。
17. 「A Happy New Year」一十三十一
『Pacific High / Aleutian Low』
最後は、”一十三十一(ヒトミトイ)”さんのミニアルバムから。
いままで会ったいろいろなヒト、そしてコレから会ういろいろなヒトに、、、
A HAPPY NEW YEAR!
※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。
Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)
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