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ブラインドからのぞき見た世の中 : October 31, 2015 @ 16:16

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.147『40年目の不都合』



えー、さてー、九州電力の川内原発の再稼働につづき、
四国電力の伊方原発が原子力規制委員会の審査に合格し、
再稼働するかもしれないとのニュースが流れました。


自治体の長のみなさん、ナニかあったら責任をとります!なんて言ってましたが、
いまのところダレも責任をとってないのに、
信じられるのでしょうかね。

はたして、フクシマの教訓は生かされているのでしょうか?


ちなみに原子力規制委員会の審査が「安全につながるとはいえない」と、
原子力規制委員会みずから言ってましたよね。

これって、結局のところ、みんなで責任のおしつけ合いですよ。


フクシマの件、こうなったら当時の責任者の墓を掘り起こしてでも、
責任をとっていただいた方が、
今後の責任取る!なんて言った人の責任感が生じていいかとおもいます。

フクシマの現状だって、
ムリヤリ帰還させている感があふれんばかりただよってます。

もちろん望んで帰られている方もいらっしゃるのでね、
一概にそうではないというのも分かってはいますが。。。


しかし、この再稼動の状況、
やっぱりおかしいとおもっているのは、
ワタクシだけですかね?

事故時の避難対策がナニも整っていないのに、
「運転を安全に行えば大丈夫!」とか。

しかも、「安全に運転してほしい」と希望だけ言う自治体の関係者たち。

フツーに考えても、おかしーです!って。

対策がキッチリしていないのに、
安全運転もナニもないですって(笑)。

根本的におかしなことを言ってると思うんですけれどね。

そりゃ希望なんてダレもが願ってますよ。
そして、それが事故前のフクシマだったワケです。

事故前の状況に戻してどーすんの!って感じなんですけれどね。

いや、わかりますよ。
それを動かすことによって、人のながれもできるし、お金も入ってくる。

若い人材の働き手もふえるし、街が潤う。。。

そんな感じで、
ガッツリその自治体の収入ベースになってしまっているから、
簡単に廃炉にできないというのもわかりますが、
とはいえ、もうちょっと考えた方がいいんじゃないでしょうかね?


フクシマの現実をみると、これこそ40年目の不都合ですよ。

原発ができて、たった40年ですよ。

それがこんな状況になって、手の打つどころのない状態までおちいっているのに、
ホントにそれでいいのか??ってところなんですけれどね。


今後の核のゴミ問題だって、ナンの対策も示されないまま。
それもどーすの?ですし、
フクシマの状況をまずどう収拾つけるの?というのも、
いまだ示されず。。。

やはり、いま一度かんがえなおした方が、いいのではないでしょうかね。


今回の再稼働の件、ワタクシはこのように考えましたが、
みなさんは、どのように考えますか?




cero「Orphans」



旅路 良



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