Daily Life w/ Music : May 16, 2018 @ 21:13
FILE 402 北 航平 『Head Towards The Horizon Of Sandy Sea』
ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。
FILE 402 北 航平 『Head Towards The Horizon Of Sandy Sea』
キョートを拠点にパーカッショニストとして活動するサウンドアーティスト”北 航平”が、4thアルバム『Head Towards The Horizon Of Sandy Sea』をリリースした。
ドラマー/パーカッショニストとして、”A Hundred Birds Orchestra”や”Sly Mongoose”、”COSA NOSTRA”をはじめ、”中村舞子”、”ロケットマン”と、さまざまなアーティストと共演している”北 航平”。
今作では、「カリンバ」の一種で、うつくしい音色を奏でる楽器「アレイムビラ」を全面的にフィーチャー。
デジタルサウンドっぽい雰囲気もなんとなく感じられるのだが、ナーント!アルバム全編、ほぼ生音で構築しているというからオドロキだ。
おススメは、タイトル曲の「Head Towards The Horizon Of The Sandy Sea」。
“砂の海の水平線へ向かう”という意味らしいのだが、
たしかに”水”、というよりは”砂”がながれるようなイメージの方がちかいかも。
プチプチ、ブー、みたいなノイズが、ナンとも心地よいオーガニックアンビエント。
「アレイムビラ」の音色がネムクなりそうな「Rain Falls On A Lotus Flower」。
後半のカミナリの音とともにスコール?夕立?ドッチも一緒だがw、
雨の音がまた一層ネムさを増幅させる気持ちよさ。
そして、「I Can Not Remember Blue」。
ジャズっぽいサウンドのエディットが、またいい感じのオトナ感。
コレだけ切り貼りしているサウンドなのに、
違和感なく、、、いやむしろ気持ちよさしかないのがスバらしい。
コレも寝ちゃうヤツ。
全体的に、あふれんばかりの透明感があり、
社会につかれたカラダに抵抗なくスゥッとはいってくる。
もちろん、音的にはリラックスというか、そんな要素も感じるのだが、
ナンか体内に存在する分子の震動的というか、
ナニかを活発化させているような。。。
まさに”水”のようないちまい。
北 航平
『Head Towards The Horizon Of Sandy Sea』
価格:¥2,100(税抜)
レーベル:PROGRESSIVE FOrM(PFCD78)
発売日:2018年5月15日
□トラックリスト
01. Whisper Of Dawn
02. Head Towards The Horizon Of The Sandy Sea
03. Koh-I-Noor
04. Rain Falls On A Lotus Flower
05. Infiltration
06. Chaos Of Inspiration
07. His Conviction
08. Translucent She And The Fact
09. I Can Not Remember Blue
10. Responding Life
「PROGRESSIVE FOrM」オフィシャルサイト:http://www.progressiveform.com
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