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Tokyo News : November 17, 2020 @ 18:28

ソコにあるのはなんてことのない日常なのでアル──”ときたま”写真展『たね』



アーティスト”ときたま”がiPhoneのみで撮影した写真集「たね」をリリースし、その写真展『たね』を2020年11月19日よりシモメグロにある「コミュニケーションギャラリーふげん社」にて開催する。


コトバのアーティストとしてコトバをつかって世界をスナップするアートを中心に、プラ板をつかった立体作品「プラたま」の制作など、さまざまなアーティスト活動を展開している”ときたま”さん。


そんな彼女が、今度は自身のiPhoneのみで撮影した写真集「たね」を2020年10月14日にリリースし、それを記念した写真展『たね』を開催するコトとなった。





写真集「たね」は、2016年よりiPhoneでスナップ写真を撮りはじめた作品集。

ちなみに、 “撮るために歩くんじゃなくて、歩いていて、たまたま撮る”、”「あっ!」とおもったらナンでも撮る “のリアルストリートスタイルだそう。





つまり、青空、銀杏、桜、公衆電話、工事現場、レストラン、富士山、電車、パフェ、落としモノなど、日常生活のなかで目に映ったものはオールジャンルで撮影。

撮影場所は”ときたま”さんの生まれ育ち現在も暮らしているトーキョーのエビスやシブヤ、ヒロオ、代官山、アオヤマ周辺の「お散歩コース」を中心に、旅行などで赴いたニッポン各地だそう。


本写真集には、2016年からアフターコロナまでをカバーした2020年5月までの膨大なデータからプリントした約5000枚の中から、391点を収録。

また、本写真展では、写真集に収録されている写真を中心に、写真集とは異なる編集と体裁で、「たね」の世界を表現するという。





「日々は、”いつも”と”オモシロい”と”たまたま”の『たね』でできている」と語る”ときたま”さん。

ナンの気なしに撮りつづけられた写真群からは、さまざまな感情を意味づけるコトで、それは喜劇になったり、悲劇になったり。

それは彼女が30年ちかくも制作をつづけている「トキのコトバ」にも通じるモノがあるのだろう。





ケータイ電話にカメラ機能が搭載されて早20年。

ヒトビトは時によろこびを、時に悲しみを、時に怒りをその瞬間瞬間を”映え”として撮りつづけているが、それは特別なナニかではなく、じつは日常のちょっとしたコトだったりするのだ。

結局のところ、ナンでもないようなコトが、幸せなのかも、、、という話なのだが。


そんなこんなで、”ときたま”さんが切りとったナンでもないようなトーキョーの日常が、非日常を感じさせる写真展。

ぜひ、散歩&撮影がてらにのぞいてみて欲しい。








2020年11月19日-2020年11月29日
“ときたま”写真展『たね』






OPEN:火-金 12:00-19:00/土・日 12:00-18:00


□ナイトギャラリー
2020年11月27日
時間:12 :00 -21:00

CLOSE:月曜日/祝日

会場:
コミュニケーションギャラリーふげん社
東京都目黒区下目黒 5-3-12
TEL. 03-6264-3665
MAIL:info@fugensha.jp
https://fugensha.jp


□イベント

・2020年11月22日
めぐたまTV「飯沢耕太郎の千夜一夜」特別編 ときたま『たね』


配信開始:19:00-
※会場観覧:500円

予約先:
TEL:03-6264-3665
Mail:event@fugensha.jp

詳細はこちら:https://fugensha.jp/events/201122senyaichiya/


・2020年11月28日
ギャラリートーク ときたま×南條史生(キュレーター/美術評論家)

時間:14 :00-
※参加費 1000円(要予約)

ご予約先:
TEL:03-6264-3665 Mail:event@fugensha.jp

※YouTube チャンネル「スタジオビッグバード」で同時ライブ配信します。(投げ銭制)

詳細はこちら:https://fugensha.jp/events/201128talk/



□写真集情報

『たね』





著者:ときたま

デザイナー:塚田佳奈(ME&MIRACO)

価格:3,850円(税込)


□プロフィール

ときたま

アーティスト。「写真集食堂めぐたま」共同主宰者。
出版社勤務後、編集プロダクション社長、出版社社長(季刊写真誌『デジャ=ヴュ』発行人)など。でも、自分自身の表現をしたい!と再びフリーに。

・コトバ
1993年より自分自身の表現としてコトバの作品をハガキに印刷して、ほぼ毎週発行し始める。現実は見る人によって違っているけれど、できるだけそこにある事実に近づきたいと思っている。その事実をカメラでスナップするみたいにコトバとして定着させたのが「ときのコトバ」。認識のスナップショットだ。
2020 年 9月 30 日までで 1108 号発行。 (時々、長期に出せなくなるので、こんな数です)
コトバは、映像、ライブ、バッジやガチャやフォーチュンクッキーなどになって町に飛び出している。

・描く
2015年より絵を描き始める。プラ板を使って1500点以上の「プラたま」作品を作る(2016年10月末現在)。立体作品、動くモビール、黒の平面作品「たまたま」なども制作。
マグカップに描いた「マグたま」(102個)も作った。
2018年9月から、コトバと描くの合体した「ことバッグ」も200個以上制作中。

・写真
2016年9月にiPhoneを買ったのをきっかけに、スナップショットを撮り始める。初めての写真集「たね」を2020年10月に発行予定。


オフィシャルサイト:https://tokitama.net/
Facebook:https://www.facebook.com/tokitamasayuri
Instagram:@tokitama_tokyo


©Tokitama


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