Interview : June 12, 2012 @ 17:10
“伊藤ゴロー”にインタビュー(後編)
アルバム『GLASHAUS』をリリースした、作曲家/ギタリストの”伊藤ゴロー”。
今作は、ブラジルのミュージシャンとともにブラジルで録音した、ギター中心のジャンルを横断するインストゥルメンタル アルバムだ。
ひきつづき、ゴローさんに、参加メンバーとのつながりやアルバムの内容、そして伊藤ゴローそのものに迫ったインタビューの後編。
─今回、ご一緒に演奏されたメンバーは、どういう感じで選ばれたのですか?
ジャキスは、“naomi & goro”のレコーディングで、2枚のアルバムに参加してもらっています。彼はブラジル音楽界のマエストロというか、音楽家として尊敬されているアーティストで、前回もよかったので、今回も絶対やってもらおうと思って、お願いしました。
アンドレは、昨年2011年の来日のときに弾いてもらったんです。彼も“naomi & goro & 菊地成孔”のアルバムに参加してもらっているんですよ。2008年に“naomi & goro”で初めてブラジルでレコーディングした時も、一緒にやりたくてリクエストしたのですが、スケジュールが合わなくて出来なかったんです。
ベースのジョルジュもいつもお願いしている人で、ブラジルではファーストコールのアーティストですよ。
マルコスとは初めてで、彼も前のレコーディングのときにスケジュールが合わず、今回はお願いできたんです。
─ということは、マルコス以外の3人は前にもやったことがある人だったんですね。
そうですね。
─マルコスさんに、お願いしようと思ったキッカケは?
僕が影響を受けた”マリオ・アジネー”というブラジルのアーティストがいて、彼はすばらしいコンポーザーで、アレンジャーでギターも弾くんですけれど、彼とよくレコーディングしているピアニストで、いつもすばらしいプレイをしていて、いつか一緒にやりたいなと思ったんですよ。
─そういえば、ピアノがふたりなんですね。
そうですね、そういえば(笑)。
でも、ふたりとも個性が全然違いますね。
アンドレはソリストなので、テクニックもあって、ひとりで世界をつくるタイプ。
マルコスはアンサンブルで、音楽をつくるピアニスト。
どちらもすばらしいです。
─性格がまったく違うふたりなんですね。
まあ音楽の世界が違うというか。
─今回のジャケットを”平出 隆”さんにお願いしようと思ったのは?
平出さんがスパイラルで《via wwalnuts》という、プライベート・プレスのプロジェクトをやられていたんです。《via wwalnuts》とは、普通の出版物とは違う、実験的な出版のやり方なんですけれど、それが面白くて。。。
今回のデザインにもそういう世界観でやっていただいて、アイディアがいろいろ盛り込まれています。レコーディングをする前からいろいろとやり取りをさせていただいていたので、エヴァンスの切手の世界だったりとか、ある程度想定という感じでもないですけれど、思い描きながらのレコーディングでしたね。
─ジャケット、面白かったですねー。
内面が観音開きするは初めて見ました。
封筒をイメージしてとのことでした。
─ゴローさんがもっとも影響を受けたアーティストはどなたですか?
たくさんいるんですよ。
ちなみにボクはギターを弾きますけれど、これといってギターヒーローもいないんですよね。
─ちなみになぜギターをやろうと思ったですか?
考えたことなかったですね。
初めて自分で買った楽器はベースなんですよ、親に内緒で。
ギターは叔父さんにもらったんです。
─え!?何で内緒だったんですか?やはり「バンドは不良のやるものだ!」的な感じだったのでしょうか?
いや、そういうのはなかったです。
お金貯めて内緒で買って、倉庫に隠していたんですけれど、よく隠すのが好きだったんですよ(笑)。
でも、ベースをやったんですよね。
─では、バンドをやられていた時はベース担当だったんですね。
ギターって、いっぱいいたじゃないですか?ベースが少なかったから、「じゃあベースをやってみようかな」と思って。
でも、意外にベースなのかもしれないですね、立ち位置的に(笑)。
真ん中で何かをやるタイプじゃないかもしれないです。
─いやいや、そんなこと無いじゃないですか(笑)!
しかし、ベースだったら、ポール・マッカートニーかなと思ったのですが。。。
ビートルズは、好きだったので、ジョンもポールも好きでしたよ。
─では、ポール派だったワケですか?
いや、どっちかというとジョン派です。
─え(笑)!そうなんですね。
まあでも、どちら派というのでも無かったです。
けっこう聴いていたので、ジョンがいい、ポールがいいというレベルではなくて。。。
─もうビートルズ自体がいいという感じだったんですね。
『ラトルズ』でもいいってくらいで、やはりあえて言えばジョン派かな。
ジョンの方が、ポールよりちょっと多くレコードをもっているかなという感じです。
─今回はギターがメインでしたが、次の目標というか、アルバムのコンセプトみたいなことはすでに考えているんですか?
今回は、いつもよりギターを一生懸命弾いて、アルバムを作ったので、さらにギターの音楽を深めたい感じではあります。
─すると、次のアルバムはギター一本かも?
それはわかりませんけれどね。
ピアノソロかもしれないですよ(笑)。
─え!それは新しいですね。
ピアノ始めましたみたいな、、、なんてね(笑)。
─ありがとうございました(笑)!
(おわり)
伊藤ゴロー
『GLASHAUS』

レーベル:SPIRAL RECORDS(XQAW-1102)
価格:¥3,000(税込)
発売中!
伊藤ゴロー オフィシャル:http://itogoro.jp/
『GLASHAUS』特設サイト:http://www.goroito-glashaus.com
>>>レビューはコチラ
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